肌の状態やファッションと同じように、印象を大きく左右しているのが髪の毛です。
ふと鏡を見た時に、数本の白髪を発見してショックを受けたことがある男性も多いのではないでしょうか。白髪ができる原因には体質や遺伝的要素もありますが、その他にも生活習慣が関係していることも多いです。
今回は白髪予防におすすめの生活習慣とヘアケアアイテムを紹介します。おすすめのシャンプーは髪の色素を作る細胞に働きかけたり、頭皮環境を整えたりする成分配合のアイテムを厳選したので、ぜひ最後までチェックしてください。
なぜ白髪はできるのか?
髪の毛の色を決めるのは、黒い色素であるメラニン色素の種類と量。
髪の毛1本1本の根元には、細胞分裂を繰り返して髪を作り出す「毛母(もうぼ)細胞」が存在します。
「毛母細胞」の中には髪の色素を作る「メラノサイト」も含まれていて、メラニン色素を作りだし、毛母細胞に渡す役割も担っているです。
しかし、何らかの原因でメラノサイトが正常にメラニン色素を作らなくなったり、毛母細胞に渡らなくなったりした時に、メラニン色素が含まれない白い髪の毛が生えてきます。
では、メラニン色素が少なくなったり、正常に毛母細胞にわたらなくなる原因にはどんなものがあるのでしょうか?
一般的に次のようなものがあります。
・加齢
・栄養不足
・ストレス
・薬の副作用
・体質
年齢を重ねるにつれ白髪が増えるのは、老化現象の1つとして一般的です。
その他、遺伝的要素や栄養、ストレスなども関係しているため、白髪が生える年齢に差が出ることもあります。
残念ながら、白髪を黒髪に戻す薬が開発されたり、決め手となる方法が発見されたりしているわけではありません。
しかし、髪の毛を作り出す頭皮をすこやかに保つことや、頭皮や髪に栄養をしっかり行き渡らせることで、白髪を予防できる可能性はあります。
今日からできる!白髪防止につながる生活習慣とは?
髪を作る土台である頭皮をすこやかに保ち、健康的な髪の毛を保つためにできる生活習慣を紹介します。
今日からすぐにでも実行できるものや、髪だけでなく全身の健康や美容にも関わる内容も多いです。
①頭皮へのダメージを減らして白髪予防
頭皮は髪の毛を作る土台なので、不必要なダメージを加えたり、日々の洗髪などで毎日少しずつ痛めつけるような行動はNGです。
<頭皮のダメージにつながる刺激>
・紫外線
・洗髪時に爪を立ててゴシゴシ洗う
・頭皮に合わないシャンプーを使う
・ヘアブラシでゴシゴシ頭皮をこする
肌にも悪影響な紫外線は、頭皮も悪影響を与えています。
外出時は帽子をかぶるなど、頭皮への紫外線ダメージ予防も意識することが大事。
また、シャンプーやブラシで髪をとかす際に、物理的に無意味な刺激を与えていないか、今一度洗髪方法やブラッシングの仕方を見直してみるとよいでしょう。
②髪に大切な栄養を摂取
食生活が乱れることで、肌荒れしたり体がだるくなったりした経験がある人が多いのでは。
髪の毛は肌より変化が少なく見えるためか、あまり気にしない人も多いです。
しかし、栄養の偏りにより体がダメージを受けているなら髪にも悪影響が及んでいる可能性があります
<毛髪に重要な栄養素>
・髪の毛の主成分であるたんぱく質
・髪の主成分「ケラチン」を合成する亜鉛
・抗酸化作用があるビタミンA・ビタミンE・ビタミンC
髪の毛の主成分はたんぱく質です。
普段の食事が炭水化物・糖質・脂質に偏っていて、肉や卵、乳製品などの良質なたんぱく質が摂取できていない人は栄養が行き届いておらず、白髪や薄毛の原因になる可能性も。
また、髪のを構成するたんぱく質の一種である「ケラチン」を作るためには、たんぱく質だけでなく、亜鉛が深く関わっています。
抗酸化作用があるビタミンA・E・Cが不足すると、白髪だけでなく体全体の老化現象が早まったり、免疫機能が低下して体調を崩しやすくなる場合も。
食材から栄養を取り入れて白髪予防をするなら、次の食品がおすすめ。
・卵
・納豆
・チーズ
・アーモンド
・赤身肉
・レバー
・新鮮な野菜や果物
食事から取り入れるのが難しいなら、サプリメントや栄養補助食品の活用を検討するとよいでしょう。
③血行を良くする
髪やメラニン色素を作る細胞に栄養を届けているのは、血液です。
血行不良で栄養が行き届かなくなると、頭皮が弱ったり白髪や薄毛につながる可能性も否定できません。
血行を良くするためにヘッドスパなどのマッサージも良いでしょう。
しかし、何よりおすすめなのが運動です!
特に、肩・首がこっていると自覚がある人は積極的に体を動かすことを取り入れるのが◎。
また、運動にはストレス解消にも役立ちます。
ストレスが体に与えるネガティブな影響はたくさんありますが、血行不良もその1つ。ストレスを減らしながら、血行も改善できる運動はかなり優秀な生活習慣と言えます。
ジョギングなどの激しいスポーツだけでなく、ひと駅分ウォーキングなど軽いものから始めるのでもOK!
白髪予防におすすめシャンプー
白髪予防におすすめのシャンプーを紹介します。
白髪予防を意識してシャンプーを選ぶときには、次のような成分に注目するのがおすすめです。
・血行促進成分
・活性酸素除去成分
・低刺激な洗浄成分
・頭皮の保湿成分
シャンプーは毎日使う消耗品です。
できれば、使い続けられる価格帯の商品を選び、手に入りやすいほうが◎。
例えば、海外から数週間かけて取り寄せなければ手に入らないシャンプーより、近所のドラッグストアやAmazonなどの一般的な通販サイトで購入できる方が手軽で続けやすいので、自分のライフスタイルに合わせて選んで。
haru kurokamiスカルプ
100%天然由来のシャンプー。リンス不要で頭皮と毛髪のダメージケアができるなど、多機能なオールインワン仕様。洗浄成分はヤシ由来で低刺激な成分を使用しているのもおすすめしたい理由の1つ。ヘマチン配合により、髪の老化防止も期待できます。
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アマトラ QUO クゥオ ヘアバス es
低刺激で優秀な洗浄成分に加え、白髪予防におすすめなヘマチンも配合。スクワラン・ホホバ油などで髪と地肌も保湿します。頭皮をマッサージしながら髪を洗った後、2~3分おいて、成分をしっかり浸透させてから洗い流すのがおすすめ。値段がお手頃なため試しやすく続けやすいのも◎。
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KAMIKA オールインワン黒髪クリームシャンプー
シャンプー・コンディショナーが一緒になったオールインワンシャンプーです。クリームシャンプーなので泡立てずに使います。白髪予防が気になる人が注目したい、ヘマチン・メリタンもしっかり配合。ハチミツやオイルを配合することで、頭皮と髪に潤いを与えます。
ただし、刺激の強い洗浄成分が使われていない分、一般的に洗浄成分として配合されている界面活性剤が配合されていません。人によっては洗いあがりのさっぱり感が足りない場合も。
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¥5,800 | ¥5,800 |
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番外編:すでに出来て白髪を自然にカバーするカラートリートメント
先に紹介したシャンプーは、白髪予防におすすめです。
しかし、すでに生えている白髪に即効性があるわけではありません。
目立つからと言って白髪を抜いていたら、地肌を傷めてしまったり薄毛につながってしまう可能性も。
すでに白髪が気になる人は、シャンプーで白髪予防をしながら手軽に白髪を染められるヘアカラートリートメントを使うのもありです。
スカルプD ヘアカラーコンディショナー ナチュラルブラック
育毛やシャンプーなど、ヘアケア商品を数多く発売しているスカルプDから発売されているヘアカラーコンディショナー。カラーはナチュラルブラックとディープブラウンの2種類。頭皮環境を整える成分配合で安心して使用できます。濡れたまま使ってもしっかり染まるので、シャンプーの後手軽にケアが可能。
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¥2,343 | ¥2,343 |
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早めに始めるのが◎!体の内側&外側から白髪予防
メラニン色素が含まれていない白髪が生えてくる理由は、人によってさまざまです。
しかし、栄養不足や生活の不摂生が原因の可能性があるなら、今すぐ生活環境を見直してみましょう。
また、外側から白髪を予防するのも大事。
白髪予防成分「ヘマチン」「メリタン」などが含まれているアイテムをチェックして、できるだけ早く白髪予防を開始してくださいね。