冬は日差しが穏やかなので日焼け止めは使わないという方が多いのですが、実は肌へのダメージの大きさでいうと日差しの強い夏となんら変わりはありません。
逆に、冬のほうが様々な理由で、しわやたるみなどエイジングサインにつながりやすい日焼けをしやすいので注意が必要なんです。
冬の紫外線対策には、やっぱり日焼け止めが最適!
中でも、大気が乾燥して気温が下がる冬はウォータープルーフタイプがベストなんです。
そこでここでは、なぜ冬に日焼け対策が必要なのかと合わせて冬におすすめのウォータープルーフタイプの日焼け止めを紹介します。
美肌は季節に合わせたケアを行ってこそゲットできるもの。
冬の紫外線対策として今すぐにできることを始めましょう。
冬こそ危険な紫外線!4つの理由
じりじりと肌を焼くような夏に比べ、日差しが穏やかな冬は日焼けを気にする人は少数派。
しかし、冬の紫外線は、夏とは違う形で危険なのです。
(1)肌内部を傷つけるUVA量が多い
確かに、冬(12~2月)は一年で最も紫外線の量が抑えられている季節です。
しかし、注意したいのが、しわやたるみの原因になるUVAの量。
UVAは、肌の表面ではなく肌の内部に深いダメージを与え、じわりじわりと肌を劣化させていく紫外線です。
このUVAは、4~8月がもっとも量が多いのですが、冬ですらピークの時に比べると半分以上の量が降り注いでいます。
つまり、UVAは一年中、ずっと気を付けなければならない紫外線。
そんなUVAに対し、日焼け止めを塗らずに無防備に肌をさらしていたらどうなるか…考えるだけでも怖いですね。
(2)日差しの角度
冬の紫外線が危険な2つ目の理由は、日差しの角度です。
夏の真上からふり注ぐような紫外線に比べ、太陽の位置が低くなる秋・冬の季節は、その分、日差しが横の位置から降り注いできます。
帽子をかぶったり、日傘をさすことで防げた夏の紫外線に比べて、横から来る紫外線は本当に厄介。
しかも、室内だからといって安心はできません。
紫外線はガラスやカーテンを透過して入り込んでいますが、冬は横からの日差しで夏よりも多くの紫外線が入ってきます。
外も怖い・室内でも怖い、それが冬の紫外線なのです。
(3)肌のバリア機能の低下
冬の紫外線が危険な3つ目の理由は、肌バリア機能の低下です。
乾燥と低温で肌バリア機能も十分に機能しにくくなり、紫外線の影響をうけやすくなります。
紫外線の量や角度だけでなく、受け手側の自分たちの肌のガード力も落ちているのです。
(4)意識の問題
冬の紫外線が危険な4つ目の理由は、意識の問題です。
「紫外線対策は夏」というイメージを持っている方も多いですね。
これは裏を返せば、「冬は紫外線を気にしない」ということ。
つまり、夏には決してしないような日光に長時間当たるような不用意な行為を冬は無意識のうちにしてしまいやすくなりがち。
例えば、ひなたでの日向ぼっこや、屋外での立ち話など。
しかも、紫外線対策をしていない状態で行うので、夏以上に肌が気付かぬうちに大きなダメージを負っていることも少なくないのです。
この4つの理由から、メンズも冬の紫外線対策はばっちりしておくことが大事。
手軽にできる紫外線対策と言えば日焼け止めですが、日焼け止め選びも冬ならではのポイントがあります。
紫外線対策はウォータープルーフタイプの日焼け止め
「冬は汗をかかないからウォータープルーフじゃなくて良い」と考えがちですが、それは間違いです。
新型コロナウィルスの影響で、今はマスクが手放せない時代。
ずっとマスクをしていると口周りがムレて、せっかく塗った日焼け止めが落ちてしまうことがあります。
紫外線は、カーテンやマスクも透過して肌に降り注いでいるので、マスク焼けを防ぐためにもマスクの下もしっかりウォータープルーフタイプの日焼け止めでしっかり対策をしておく必要なのです。
冬の日焼け止めの選び方
(1)使いやすいテクスチャ
冬の日焼け止めは、かさつきやすい肌を刺激しないよう、肌に塗り広げやすいテクスチャの日焼け止めを選びましょう。
具体的には、ジェルタイプやローションタイプ、ミルクタイプがおすすめ。
これらのタイプなら肌にのせるとすっと伸びて広がるので、摩擦によるストレスを肌に与えることがありません。
また使用感も軽く、塗った後にベタベタすることがないので、重い感じが苦手なメンズにも最適です。
(2)保湿成分配合
冬の日焼け止めは、保湿成分を配合したものを選びましょう。
乾燥しやすい肌を保護するヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分が入っているものを使えば、冬の日中の肌の乾燥対策もできて一石二鳥です。
(3)紫外線吸収剤無配合・添加物不使用
また、肌への負担が大きい紫外線吸収剤を配合していないものを選ぶのもポイント。
代わりに紫外線散乱剤を使ったものを選ぶと安心です。
香料や着色料、保存料など不要な添加物を使っていないものを選ぶとさらに肌に優しく使えます。
(4)適度な防御力
冬の紫外線対策に、真夏の強烈な紫外線対策のような非常に高いSPF(Sun Potection Factor)・PA(Protection grade of UVA)は必要ありません。
SPFは数字が大きくなればなるほど、PAは+の数が多くなればなるほどそれぞれの紫外線に対する防御力は高くなりますが、それに比例して肌の負担も大きくなります。
そのため、冬はSPF10~30、PA+~PA++程度で十分。
ただし、スノーボードやスキーなど雪の反射もあるウィンタースポーツや、釣りなど海面からの反射のある趣味を楽しむ場合はこの限りにあらず。
夏同様に、防御力の高い日焼け止めを使いましょう。
冬の日常に防御力の高すぎる日焼け止めは不要。ただし、状況によっては最大限の防御を!
冬の日差し対策は、シーンに応じて最適な数値の日焼け止めを選びましょう。
おすすめのウォータープルーフの日焼け止め
Dr.アシュケア 薬用UVプロテクトミッションクリア
SPF27 PA++、汗や皮脂に強いウォータープルーフタイプの日焼け止めです。
無香料・無着色・ノンアルコール・鉱物油不使用・ノンパラベン・蛍光剤不使用・紫外線吸収剤不使用・ 表示指定成分無添加。
レシチンやクロレラエキスなど8種の天然植物成分を配合し、保湿力が高いのも魅力です。
DHC 薬用サンブロック
紫外線吸収剤を一切使わず、肌に優しいノンケミカルタイプ・ウォータープルーフタイプの日焼け止めです。
無香料・無着色・パラベンフリー・天然成分配合でSPF25・PA++。
超微粒子の天然成分が紫外線をカットし、冬のメンズの肌を守ってくれます。
メディプラス 日焼け止め モイスチャーUV
ウォータープルーフ・保湿成分(コラーゲン・セラミドなど)を配合したSPF40 PA+++のノンケミカル日焼け止めリキッドです。
パラベン、アルコール、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料、鉱物油不使用 で肌に優しく、塗り心地もとてもなめらか。
使用感の良さや保湿力の高さが人気です。
アクセーヌ マイルドサンシールド
ヒアルロン酸Naやセラミド3など保湿成分を加えたSPF28・PA++のウォータープルーフタイプの日焼け止めです。
紫外線吸収剤不使用、低刺激性・無香料、アルコール(エタノール)フリー、ノンコメドジェニックテスト済み。
トワニー UVエアブロックa
SPF21・PA+++、紫外線吸収剤不使用のウォータープルーフタイプの日焼け止めです。
無香料・無着色、パラベンフリーで肌に優しく、WWGコンプレックス(ホワイトティエキス、ホエイエキス、グリセリン)でしっかり保湿。
肌に伸ばしやすく、塗ったあとの肌もサラサラです。
まとめ
冬の紫外線対策の手抜きはメンズにとっても命とりです。
夏の紫外線のように日焼けによるダメージがすぐに現れにくい分、気付きにくい厄介な冬の紫外線。
じわりじわりとメンズの肌を劣化させていくので、気が付いたら手遅れということも。
そんなことにならないよう、ウォータープルーフ・適切な防御力の日焼け止めでしっかり対策しましょう。
冬の間の少しの手間が、のちのちのメンズの肌を救う大事な手間になるのは間違いありません!
今からしっかり冬も紫外線対策を行い、いつまでもシミやシワの気にならないイケメン肌を手に入れましょう。