「もっと肌を整えたい」「ガサガサの肌をなんとかしたい」
男性の美容意識の高まりから、そんな悩みを抱えている男性は決して少なくありません。
美肌をつくるためには毎日のスキンケアが欠かせませんが、それと同じくらい大切なことが他にもあるのをご存知ですか?
それは、『たんぱく質を摂取する』こと。
しかし、スキンケアばかりに気を取られて、肌そのものを作るたんぱく質不足を見落としている男性も少なくありません。
そこで、ここでは、プロテインと美肌の関係と合わせて、良質なたんぱく質が手軽に摂れるおすすめのプロテインを紹介します。
男の美肌には、毎日のスキンケアとたんぱく質補給の両輪で対応するのが最短コース。
上手にたんぱく質を取り込んで、自信の持てる肌を手に入れましょう。
肌とプロテイン(たんぱく質)の密な関係
プロテイン(たんぱく質)と聞くとマッチョになりたい男性が愛用しているものというイメージが根強いですね。
しかし、それはあくまでプロテインの一面的なもの。
まず、美肌とたんぱく質の関係について解説します。
(1)肌を作るのはたんぱく質
三大栄養素の一つであるたんぱく質は、筋肉や内臓、血液や骨、髪や爪、ホルモンや神経伝達物質、消化酵素などを作る上で欠かせない栄養素。
もちろん、肌もたんぱく質で作られています。
特に、肌にハリや弾力を出すエラスチンやコラーゲンはたんぱく質で構成されているため、たんぱく質(プロテイン)不足は、肌のコンディションに直結する大問題。
というのも、人間の体の仕組みとして、栄養は生命維持活動に重要な部分に先に回されてしまうため、優先順位の低い肌への供給は後回し。
つまり、普段の食事で十分なたんぱく質を摂取できていないと、肌に回されるたんぱく質(プロテイン量)はわずかとなり、どんどん肌が劣化していってしまうのです。
(2)現代人はたんぱく質不足
飽食の時代ともいわれる現代ですから、自分は普段の食事で十分なたんぱく質を摂取できていると思っている方も多いことでしょう。
確かに戦後日本が豊かになるにつれて、日本人のたんぱく質摂取量は右肩上がりでした。
が、2000年前後からどんどんたんぱく質摂取量が減少しており、今や1950年代と同じくらいの摂取量になっているという調査結果が出ています。
これは、ダイエットや食事制限をすることの多い女性に限ったことではなく、男性にも言えることですので決して他人事ではありません。
(3)たんぱく質不足問題の救世主『プロテイン』
たんぱく質(プロテイン)の摂取量不足は健康的な体格を保つことが難しくなるのに加え、肌も痩せて汚肌になりやすくなってしまいます。
そんな現代人が直面しているたんぱく質不足の効果的な解決方法として注目されているのがプロテインです。
プロテインは、手軽にたんぱく質を摂取できるだけでなく、食事から摂取するよりも効率よく摂取できるように調整されています。
つまり、普段の食事の見直しと合わせてプロテインを併用することで、厄介なたんぱく質不足問題も一気に解決できるというわけです。
プロテインの種類
プロテインには実は3つの種類があります。
(1)ホエイプロテイン
まず1つ目はホエイプロテインです。
ホエイ(乳清)というのは、牛乳に含まれる水溶性のたんぱく質のこと。
市販のヨーグルトのフタを開けた時にヨーグルトの上のほうに溜まっている上澄みがホエイです。
ホエイはラクトグログリン・ラクトフェリン・ラクトアルグミンなどのたんぱく質が主成分ですが、他にも水溶性ビタミンやミネラルも含まれているので捨てずに飲んでくださいね!
メリット
淡白で飲みやすい
胃腸にもたれにくい
体内への吸収速度が早い
デメリット
価格が比較的高い
乳糖不耐症には不向き
(2)カゼインプロテイン
2つ目はカゼインプロテインです。
ホエイと同じで牛乳を主成分とするプロテインですが、こちらは生乳を構成するたんぱく質から作られています。
ホエイは水溶性ですが、カゼインは不溶性ですのでゆっくり消化され、腹持ちが良いのが特徴です。
また、疲労回復に効果が期待できるグルタミンも多く含まれています。
メリット
体への吸収速度がゆっくり
価格が比較的安い
デメリット
便秘になることもある
(3)ソイプロテイン
3つ目は、ソイプロテインです。
ソイ=大豆から作られたプロテインで、たんぱく質以外にも、大豆に含まれるイソフラボンの効果が得られるのも魅力。
ソイプロテインもカゼインプロテインと同じく不溶性です。
メリット
体への吸収速度がゆっくり
イソフラボンの効果も得られる
価格が安い
デメリット
粉っぽくて飲みづらさを感じることも
水に溶けにくい
美肌づくりには不溶性プロテインがおすすめ
(1)美肌作りにはカゼイン・ソイプロテイン
それぞれ3つのプロテインの特徴とメリット・デメリットを見てきましたが、メンズの美肌作りには吸収が穏やかなカゼインプロテインかソイプロテインがおすすめです。
すぐに吸収されるホエイプロテインは運動直後に飲むことでトレーニング等で傷ついた筋繊維の修復などに役立つため、運動をする方やマッチョボディを作りたい方はホエイプロテインを選びましょう。
(2)効果的なプロテインの飲み方
プロテインの持つ力をマックスで引き出すためには、飲むタイミングも重要です。
美肌のためのたんぱく質補給や食事の栄養バランスの改善目的でプロテインを飲むなら、食事の前後か就寝の1~2時間前がおすすめ。
就寝中には成長ホルモンが活発に分泌され、その作用によってたんぱく質合成が促進されると考えられるため、寝る前に飲むが効果的。
ただし、胃腸に負担を掛けないように寝る直前は避けましょう。
不溶性のプロテインは腹持ちが良いので、寝る前の間食防止にも役立ちますよ。
美肌作りにおすすめのプロテイン5選
明治ザバス ソイプロテイン100 ココア味
ソイホエイプロテインを100%使用したザバスのプロテインです。
カラダづくりに欠かせない7種類のビタミンB群やビタミンCもプラス。
ウィダー おいしい大豆プロテイン コーヒー味
おいしさにこだわって作られた植物由来の大豆たんぱく質100%のソイプロテインです。
ウィダー おいしい大豆プロテイン コーヒー味 ¥3,418(税込)/ 内容量 900g
軽くシェイクすると溶けるので飲みやすいのも魅力。
ディアナチュラ アクティブ ソイプロテイン ソイミルク味
大豆由来たんぱく質を含む全23種の成分がまとめて摂れるプロテインパウダーです。
ディアナチュラ アクティブ ソイプロテイン ソイミルク味 1,671円(税込)/ 内容量 360g
Myprotein スローリリースカゼイン
体にゆっくり吸収されるため日々のタンパク質摂取を増やす目的には最高のサプリメントとなるカゼインプロテインです。
Myprotein スローリリースカゼイン 5,000円(税込)/ 内容量1,000g

バルクスポーツ ビッグカゼイン ナチュラル味(ノンフレーバー)
カゼインプロテインの特性を生かすため、カゼインプロテイン100%で通られています。
特殊な製法で生乳と同様の永由香を保ち、さらに穏やかな吸収が期待できるカゼインプロテインです。
まとめ
必要な原料のないところに良いものを作るのは難しいところ。
美しい肌作りの基本中の基本はやはり肌を作るたんぱく質の十分な補給。
直接的に肌の原料となるだけでなく、たんぱく質は内臓や血液、ホルモンや神経伝達物質、消化酵素などにも深くかかわっているため、十分なたんぱく質を摂ることで相乗効果が期待できます。
そのため、健やかな肌を手に入れたいなら、毎日のスキンケアだけでなく、食事の見直し+プロテインによる効果的なたんぱく質補給を実践しましょう。
今回は続けやすくコスパにも優れたパウダータイプを紹介しましたが、手軽さを求めるならプロテインバーでもOK!
自分が続けやすい方法で、効率的にたんぱく質補給を行い、誰もがうらやむような健康的な肌を手に入れましょう。