メンズの朝の欠かせない習慣と言えばシェービング。
しかし、「シェービング方法はオレ流」派が意外と多く、正しいシェービングができていないメンズも少なくありません。
その間違ったシェービング習慣を今後も続けるのはとても危険!
肌荒れやニキビや赤みなどの肌トラブルを引き起こすだけではありません。
肌ダメージが蓄積されると、数年後には乾燥やたるみなど見るも無残な老け肌に…。
そこで、ここでは正しいシェービングの順序と、剃りやすさと仕上がりをワンランクアップさせるとっておきの3つの方法を解説します。
社会人のメンズにとって、健康的な素肌も自分を高く評価させる一要素。
正しい順序やスペシャルテクをマスターして、キレイな素肌を手に入れましょう。
シェービングの正しい順序
まず、肌への負担を最小限に抑える正しいシェービングの順序を解説します。
- 洗顔剤を泡立てて洗顔をする
- シェービング剤をたっぷり顔に塗る
- 時々刃をお湯洗いしながら優しく剃る
- 冷水で顔を洗い流す
- スキンケアを行う
毎日、正しい方法でシェービングすれば、誰でもカミソリ負け知らずのキレイな肌に。
次に1つずつ解説していきます。
1.洗顔剤を泡立てて洗顔をする
シェービングの前に、まずは洗顔をします。
起きたての顔には、睡眠中にかいた汗や、古い角質や皮脂、よだれ、寝具の繊維など汚れがべったり。
まずは、たっぷり泡立てた洗顔剤で優しく洗顔して汚れをオフしましょう。
シェービング前の洗顔は、肌表面をきれいにするという効果だけでなく、
肌と毛を湿らせて刃の滑りを良くする
毛を柔らかくする
という、シェービングをスムーズに行うために欠かせない2つの効果もあります。
さらに、起きたての頭をすっきりさせる効果もあるので、必ずシェービング前には洗顔をするように!
丁寧に洗ったら、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。
2.シェービング剤をたっぷり顔に塗る
次に、シェービングクリームやシェービングジェル、シェービングクリームなどのシェービング剤をまんべんなく顔に塗りましょう。
シェービング剤には、肌やヒゲを保湿する働きのほか、なめらかに刃を滑らせるスムーサーの働きや、どこを剃ったかひと目でわかるトラッキングの働きがあります。
カミソリ負けを防ぐために、シェービング剤はケチらずたっぷり使いましょう。
3.時々刃をお湯洗いしながら優しく剃る
次に、シェーバーの刃部分を一度濡らしてから、優しく刃を滑らせてシェービングします。
髭を剃るのは刃にお任せ。
力を入れずに顔の上を滑らせるようにシェーバーを動かしましょう。
シェービング中は、シェービング剤や剃ったヒゲなどが付いた刃を頻繁にお湯ですすぐのがきれいに剃るポイントです。
4.冷水で顔を洗い流す
剃り終わったら、冷水で顔を洗い流し、清潔なタオルを使って水気をふき取ります。
ぬるま湯ではなく冷水で洗い流すのが重要ポイント。
冷水にすることで、毛穴を引き締めるだけでなく、刃をあてた肌の赤みやかゆみの発生を防ぐことができます。
ちなみに、シェービング後の洗顔は不要です(次項で説明)。
また、シェービング後の肌を洗い流す時や水気をふき取る時に、ゴシゴシこすらないように気を付けて。
5.スキンケアを行う
後は、アフターシェーブローションや低刺激の化粧水をつかってたっぷり保湿します。
繊維が残ると肌に負担がかかるため、コットンは使わないように。
刃を当てた部分は乾燥しやすいので重ね付けしておくと安心です。
保湿した後は、乳液やクリームなど皮脂がわりになる油分多めのアイテムでフタをしてください。
さらに理想的な仕上がり!取り入れたい3つのプラスα
正しいシェービング順序をマスターしたら、より仕上がりを良くする3つの方法もぜひ取り入れましょう。
1.洗顔後のホットタオル
よりキレイな仕上がりを求めるなら、洗顔後にホットタオルでシェービングする部分を温めるのがおすすめです。
ホットタオルをあてることで、起床後の肌や髭が水分と熱で温められて柔らかくなり、よりスムーズにシェービングが出来るようになります。
また、毛穴が広がり、力を入れなくても深剃りできるようになるというメリットも。
【ホットタオルの作り方】
清潔なタオルに水を含ませて軽く絞る
ビニール袋やラップにくるんで電子レンジで30秒程度加熱する
ホットタオルをあててから、シェービング剤を使ってシェービングすると仕上がりがワンランクアップします。
2.時短最優先なら洗顔後の乳液orオイルマッサージ
キレイな仕上がりにしたい。しかし忙しい出勤前にホットタオルを用意している時間はない!というメンズには、ホットタオルのかわりに乳液マッサージやオイルマッサージがおすすめ。
洗顔後の肌に乳液やオイルをつけて軽くマッサージをすると、肌や髭が柔軟になり、その後の刃滑りもなめらかになります。
ホットタオルや乳液マッサージ・オイルマッサージのひと手間を加えるだけで、剃り心地が各段にアップ。また髭をとらえやすくなり仕上がりもさらに◎に。
ぜひお試しください。
3.シェービング後の保湿にハンドプレス
シェービング後に保湿をするのは鉄則ですが、さらにしっかり保湿するには、顔全体にアフターシェーブローションや化粧水をなじませた後、もう1ステップ加えましょう。
その方法はとっても簡単!
顔全体を保湿した後、さらに化粧水を手の平になじませて自分の手と体温で顔をハンドプレスするだけ。
水分をたっぷり補給した肌は柔軟になり、肌のハリがアップ。肌がふっくらすることでマイナス印象を与える剃り残しや青髭などを目立たなくしてくれます。
これぞまさにメンズが求める理想的な仕上がり!
シェービング後の3つの注意点
最後に、シェービングをした後で気を付けたい3つの注意点について説明します。
どれも何気なくやってしまいがちなものなので、意識して気を付けるようにしましょう。
1.シェービング後の洗顔は不要
シェービング後に洗顔をするのは不要です。
シェービングで刃で削り取られるのは、髭だけではありません。
不要な古い角質や皮脂のほか、肌を守る役割を担っている皮脂膜なども一緒に削られてしまっています。
つまり、シェービング後の肌は、ただ単に洗顔をした後よりも、デリケートで無防備な状態。
そんな状態の肌をさらに洗顔剤で洗ってしまった場合、肌にかかる負担は計り知れません。
シェービング後は、冷水で洗い流すだけで十分!
洗顔料を使った洗顔は絶対に行わないようにしましょう。
2.シェービング後の日焼けはNG
シェービング後の肌は肌バリア機能を担う皮脂膜や角質が十分でない状態なので、普段よりも紫外線の悪影響をダイレクトに受けやすくなっています。
そんな状態で日焼けをすると大変。
肌の乾燥がさらに進むだけでなく、肌を守ろうと皮脂を過剰分泌してテカリやニキビができやすくなる上に、乾燥ジワや赤みなども発生しやすくなります。
シェービング後は、スキンケアの後に必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
3.シェービング直後のスペシャルケアは避ける
シェービング後は、マッサージやピーリングなどの肌を刺激するスペシャルケアは避けてください。
シェービング後の肌バリア機能が不十分な状態で肌を摩擦すると赤みが酷くなります。
また、細かな傷口から雑菌が入ると炎症をおこすおそれも。
まとめ
男の当たり前の身だしなみの一つであるシェービングは、正しい順序で行ってこそ仕上がりも持ちも各段にアップします。
また、正しいシェービングで得られるメリットは、きれいに髭を剃れることだけではありません。
正しいシェービングをすれば、洗顔で落としきれなかった古い角質や余分な皮脂を適度に除去できます。
すると、ターンオーバーが促されて肌のくすみやブツブツが改善。さらに、シェービング後の化粧水等も浸透しやすくなって毛穴トラブルやべたつきも気にならなくなっていくことでしょう。
ぜひ、オレ流でシェービングを行っていたメンズは、正しいシェービングの順序をマスターして潤いと清潔感のある肌を手に入れてください。