メンズの洗顔を考えるとき、きちんと汚れを落とすだけでなく、保湿も高いものが理想です。
たとえメイクをしていなくても、メンズの顔から出る皮脂汚れはメイクに相当するほどオイリー。もちろん乾燥肌の人だって、汚れはつくので、使いながら保湿ができれば最適。
今回は、クレンジングのタイプ種類と、メリット・デメリット、使い方まで説明していきます。
各タイプのメリット・デメリット
1、オイルタイプ
オイルを主成分としており、クレンジングの中でも洗浄力が強くクレンジングの中で最もポピュラーなクレンジングです。
<メリット>
洗浄力が最も高く、濃いアイメイクやウォータープルーフのメイクしっかりと落とせ、ウォータープルーフのメイクも落ちます。さまざまなメーカーやブランドから販売されているため、お気に入りのクレンジングを見つけやすいのも特徴です。
<デメリット>
洗浄力が高いため、肌の皮脂まで洗い流してしまうのがデメリットです。乾燥肌や敏感肌の人は、ニキビができやすくなったりかゆみがでたりすることもあります。
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2、バームタイプ
クレンジングバームは最近登場したばかりで、人気急上昇中のクレンジング剤です。
<メリット>
W洗顔不要です。オイルが主成分なのでメイクもしっかりと落とせます。固形のバームをスパチュラで手に取り、温めて使うとオイルに変わるのが特徴です。汚れを落としつつ潤いを残してくれます。洗いあがりも肌が乾燥しにくいため、乾燥肌の人にもおすすめです。毛穴の汚れも一緒に洗い流してくれるため、使い続けることで毛穴つまりも改善できます。
<デメリット>
クレンジングバームを使う場合は、20~30回程度ぬるま湯ですすぐ必要があります。洗い残しがあると肌トラブルを起こすのでしっかりとすすぐ必要があり、サッとメイクを落としたいときには向きません。
また、ほかと比べると価格が高いのがデメリットです。ただ、肌に優しく汚れもよく落とせるので愛用者は増え続けています。
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3、リキッドタイプ
「水クレンジング」とも呼ばれており、水が主成分のクレンジングです。
<メリット>
オイルクレンジングの次に洗浄力が高く、オイルクレンジングにくらべてさっとすすげるのが特徴です。ふき取りタイプのリキッドクレンジングなら、部屋の中でもメイク落としができます。サラサラとした使い心地でオイルフリーのものも多いので、オイルクレンジングのようなヌルヌルした使い心地が苦手な人におすすめです。
<デメリット>
水が主成分なのに洗浄力が高いのは、界面活性剤と呼ばれる成分が入っているからです。界面活性剤とは油分と水分を混ぜ合わせるときに使う成分で、石鹸やシャンプーなどにもよく使われています。しかし、敏感肌の人は肌トラブルを起こしてしまうことがあるので、合わない場合はほかのタイプに変更しましょう。
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4、ジェルタイプ
オイルタイプと水性タイプがあります。
<メリット>
洗浄力を残しつつ、潤い成分も配合されているものが多くなっています。ホットジェルタイプもあり、毛穴汚れにも効果的です。肌と馴染みやすく、濡れた手で使えるものも多くなっています。
<デメリット>
濃いメイクなどの汚れをしっかりと落とすことはできません。オイルが配合されているジェルクレンジングは化粧が落ちやすい一方で、べたつきが気になることがあります。また、水性タイプの場合は、肌への負担はかかりませんが肌が乾燥しやすいのが特徴です。
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5、クリームタイプ
洗い流すタイプとふき取りタイプがあります。
<メリット>
なめらかなテクスチャーで肌に馴染ませやすく、適度に潤いを残してくれます。刺激も弱いため、乾燥肌の人におすすめです。ふき取りタイプは、部屋の中でも使えます。
<デメリット>
ふき取りタイプの場合は、肌をこすって汚れを落とすため負担がかかりやすくなっています。ベタついた感覚が残ることがあり、好みが分かれるところです。W洗顔が必要なので、ふき取りタイプの場合でも必ず洗顔をするようにしましょう。
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6、ミルクタイプ
なめらかなテクスチャーで刺激が少ないのが特徴です。
<メリット>
洗いあがりがしっとりしています。刺激が少なく肌に優しいため、乾燥肌や敏感肌の人におすすめです。クレンジング剤の中でも洗浄力は弱めですが、ナチュラルメイクならしっかりと落とすことができます。
<デメリット>
洗浄力は弱めなので、しっかりとメイクをしている人やウォータープルーフのアイテムを落とす力はありません。また、肌になじませて汚れを浮き上がらせる必要があるため、肌をこすりすぎてしまう可能性があります。
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7、シートタイプ
クレンジング剤がシートにしみ込ませてあるタイプです。
<メリット>
洗い流しが不要のため、外出先でも手軽にメイクを落とせます。個包装になっているタイプもあり、持ち運びも便利です。疲れていてお風呂に入る余裕がないときなどでもサッと使えるので、常備しておくと重宝します。
<デメリット>
ふき取りタイプなので、肌をこすりすぎて負担がかかることがあります。また、しっかりとふき取らないとメイク汚れが残ってしまうこともあるため要注意です。手軽で便利ですが、毎日のメイク落としやクレンジングをシートタイプで済ませてしまうのはおすすめしません。旅行や疲れているときのメイク落としとして使用しましょう。
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リムーバーとは
リムーバーとは、アイメイクなどをポイントで落とすふき取りタイプのクレンジングのこと。
洗浄力が高く、ウォータープルーフのアイメイクを落とすことができます。リムーバーを使う場合は、リムーバーでポイントメイクを落としたあとに、ほかの部分のクレンジングや洗顔をしましょう。肌が弱くて洗浄力の強いクレンジングが使えない場合でも、リムーバーと併用することでしっかりとメイクを落とすことができます。
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最近話題のクレンジングバームとは?
オイルをみつろうなどで固形のバーム状にしたクレンジングです。実はメンズにこそ、クレンジングバームはおすすめなのです。
毛穴の黒ずみや角栓を気にしているメンズは、スキンケアにも関心が高いと思いますが、必ずしも肌にあったケアができているとはかぎりません。
洗浄力ばかり強い洗顔剤を使ったり、ゴシゴシと力任せに顔を摩擦する洗顔方法を続けると、逆に肌のトラブルを招くことも。
皮脂汚れは油性の汚れですから、いわばメイクと同じ。また、メイクをするしないに限らず、微粒子の汚れはくっつくと言われています。
クレンジングバームなら、洗顔だけでは落ちにくい毛穴の皮脂汚れをしっかり落とせる上に、保湿も兼ね備えているものが豊富。
古い角質を柔らかくしてくれる効果のあるAHA酸、ビタミンC誘導体など美容成分が豊富なクレンジングバームなら、クレンジング後に顔がつっぱることも少なめです。
また、メンズでも日焼け止めやBBクリームを落とす時に、クレンジングバームはおすすめ。
日焼け止め成分は油性成分が主になるため、普通の洗顔料ではうまく落としきれないことがあり、皮脂汚れや日焼け止めクリームなどをしっかり落とさないと、残った皮脂が酸化し、肌の黒ずみの原因に。メイクをするメンズはもちろん、しないメンズにもクレンジングバームはおすすめです。
クレンジングバームの使い方
クレンジングバームの効果を高めるためにも、正しい使い方を知っておきましょう。
- 乾いた状態で使用する。
- 手の温度でやわらかくしてから使用する
- 力を入れて擦らない
- ぬるま湯でしっかりすすぐ
オイルタイプのクレンジングと同様、水分と油分を乳化させる界面活性剤の働きを利用して肌の汚れを落とすため、クレンジングバームは乾いた手と肌の状態で使用します。
クレンジングバームはそのままの状態だと固いため、すぐに肌にのせて使おうとしてもうまくなじまず、肌を摩擦することになってしまいます。
特に冬場はバームが柔らかくなりにくいので、まず手のひらで温めてじんわりとろけさせてから使うのがおすすめです。
いざ肌にのせたら、決して力は入れず、指先を使って内側から外側に向かって優しくクルクル円を描くように広げていきましょう。
肌全体になじませたら、少しぬるま湯を足して乳化させ、再び肌となじませます。
これを数回繰り返した後、ぬるま湯ですすぎます。
クレンジングバームは油性のため、しっかり落とすのに時間がかかります。
この時注意したいのは、お湯の温度です。
あまり熱すぎるお湯を使うと、皮脂が落ちすぎてしまい、乾燥を招くことに。
クレンジングにも気を使おう!
クレンジングはスキンケアの中でも基本中の基本です。毎日使うものだからこそ、自分に合ったものを選ばなければいけません。
クレンジングといっても種類や特徴はさまざまです。今回はメイクがしっかりと落ちるクレンジングを中心に、肌タイプ別におすすめのアイテムを紹介しました。
自分の肌に合った最適なクレンジングを見つけて美肌への道を歩んでくださいね!