SNSから出目・奥目という言葉が一般的に使われるようになりました。
言葉は聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
メンズであっても、自分が出目なのか奥目なのかを知ることは、自分を知ることにつながり、そして自分を知ることは、自分をより魅力的にみせることにつながります。
そのためにはまず、出目・奥目の特徴や見分け方を把握しておきましょう。
出目か奥目かはここで見分ける
出目・奥目かどうかの見分け方のポイントを説明していきます。
出目はその名の通り、出た目のことを指します。
横から見て眼球がまぶたよりも突出していれば、出目、していなければ奥目という風に見分けます。
眼球が頭蓋骨よりも出た場所に位置しているか、奥なのかによって判断するのです。
人によっては骨格の造形によって、眼球の周りがくぼんで奥目になっている場合もあります。
彫りの深い顔立ちの人や外国人にはこのパターンの人がいます。
出目か奥目かを見分けるポイントはそれぞれ、以下の通りです。
出目
- 目が大きくみえる
- アイメイクが映える
奥目
- 涙袋が似合わない
- まぶたにくぼみがある
- 彫りの深い顔立ちである
二重まぶたと一重まぶたとでは、圧倒的に二重まぶたの方がうらやましがられるものですが、出目か奥目に関しては、いちがいにどちらが美容的に有利ということはありません。
というのは、出目をうらやむ奥目の人もいれば、度を超した出目に悩む人もいるからです。
また、自分では出目か奥目かわからず人に聞く人も多いようです。
出目の特徴、メリット・デメリットは?
SNSで出目・奥目というワードで検索すると、かなりの人が自分の目を気にしていたり、不満を持っていることがわかります。
隣の芝生は青いといいますが、人は自分が持っていないものを持っている人をうらやむ傾向があります。
奥目の人にとっては「目が大きい」「目力がある」と言われる出目の人がうらやましくて仕方がないという人も。
出目の特徴、メリット・デメリットを順に説明していきましょう。
目がパッチリとしていて、横から見ると眉毛よりも眼球が丸く出っ張っているなら出目です。
出目の人は後天的な原因ではなく、生まれつきの要素が強いとされています。
以下、奥目の人にはうらやましがられる出目の人の特徴を挙げます。
- 目が大きく見える
- 作らなくても涙袋がある
- 幼くかわいらしい印象
メンズでも、ぱっちりした出目でイケメンは多いですよね。
ですが、出目の人には出目の人なりの悩みがあります。
以下に挙げてみます。
- アイメイクをすると強調されすぎてしまう
- イヤなあだ名をつけられる
- 加齢による老化が目立ちやすい
- 横顔がコンプレックス
目力があるのはいいのですが、必要以上に目が強調されてしまうのを嫌がる出目の人は多いようです。
対策として、フレームが太くレンズが大きめのメガネをかけているという人もいます。
また、鼻筋にハイライトを入れるなどメイクで目元に他人の視線がいかないように工夫しているという人も。
さらに、目が大きいと目元のシワやタルミが目立ちやすいため、老化が早いと感じる人もいるようです。
奥目の特徴、メリット・デメリットは?
次に奥目の特徴について説明します。
奥目の場合、以下の特徴がみられます。
- 目が落ちくぼんでいる
- 目が小さく見える
- 外国人のようなエキゾティックな顔立ち
- 年齢よりも上に見られることが多い
出目とは正反対の奥目ですが、芸能人にも奥目の人はいますし、むしろ野生味のある目元が魅力となっているケースもありますね。
奥目の人は、横から見ると普通の人よりも奥に引っ込んだような目です。
そのため、出目の人よりも目が小さく見えることもあります。
また、彫りの深い外国人には多い目です。
ですが、顔の造形に関係なく奥目の人もいますから、一概に「奥目=彫りが深い」というわけではないようです。
奥目と出目の違いとして、出目は生まれつきや遺伝であることが多いのに対し、奥目は後天的な要因もあるということが挙げられます。
以下のことが原因で奥目になる場合もあります。
- 急激にやせた
- 目の酷使
- 肌の乾燥
- 加齢
短期間で急激にやせた場合、まぶたの脂肪が減って皮膚や眼球が落ち込み、奥目になる場合があります。人相が変わって心配されることも。
現代人はスマホやパソコンの使いすぎで、目をかなり酷使しています。ブルーライトを見続けていると、まばたきの回数が減り、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、目の周りの筋肉が衰え、目が落ちくぼむ原因になるという仕組です。
さらに、肌の乾燥といった一見目には関係がなさそうなことも、奥目になる要因になり得ます。
目の周辺の皮膚に潤いがないことが奥目の原因になってしまうのです。
また、それまで奥目でなくても、加齢によって目の周りの筋肉が衰えてくることによって奥目になることがあります。異変を感じツァリした場合はすぐに病院へ行くなどの処置が必要な時もあるので注意して。
出目・奥目は変えられる?
出目・奥目を解消したい、と思う人も一定数います。
ですが、根本的に出目・奥目を変えることは難しいというのが現状です。
特に奥目の人はなんとかして奥目でなくしたいという人も多いようですが、残念ながら、現代の美容整形で奥目を解消できる施設はほとんどないようです。
奥目かどうかは骨の造形にも関係してきますので、危険を伴う手術が必要だからです。
出目に関しても同様です。
美容整形以外で奥目になりにくくするには、いくつか方法があります。
- 眼輪筋の筋トレ
- 目を労わる
- カラコン
眼の周囲にある眼輪筋を鍛える方法は以下の通りです。
- まぶたを軽く閉じてから目をぎゅっと閉じ、それを5秒間維持する
- その後5秒かけてゆっくりと力を抜く。この時、額の筋肉を使わず上まぶたの筋肉のみを使う
- この動作を3セット行います。
目を労わる具体的な方法としては、スマホやパソコンを見る時間を減らす、目の周りを含めた肌の潤いを保つスキンケアをするなどが挙げられます。
これらは、生活習慣の面から奥目を解消するアプローチになります。
奥目を解消するためにカラコンを使用したいと考える人もいますが、カラーに注意しないと余計に奥目を強調することになってしまいます。
カラコンは黒目を大きくみせることができますが、眼球の位置を変えるわけではありません。
暗い色は避け、ブラウンでも明るめのものを選ぶなど工夫しましょう。
状況が許せば、エキゾティックさを逆手にとってグリーンやブルーにしてみてもいいかもしれません。
自分の個性を自覚して魅力アップにつなげよう
出目か奥目かどちらがいいかということは、一概には言えません。
それぞれにメリット・デメリットがあり、魅力にも個性にもなりますよね。
メンズで出目・奥目を気にしている人はまだ少数派です。
まずは自分の目がどちらに近いのかを把握し、個性を魅力につなげる道を模索していきましょう!