丁寧に洗顔・スキンケアをしても次々にできるニキビや肌荒れに悩むメンズが増えているのをご存じですか?
美肌メンが多い韓国の男性アーティストのようなきれいな肌になりたいのに道のりははるか遠い…。
そんなお困りメンズが真っ先に行うべきは、実は食事の見直しなんです。
肌の汚れはそのまま腸の汚れを表すもの。
つまり、汚肌メンズは「自分は腸内環境が悪化してます!」と宣言しているようなものなんです。
そんな恥ずかしい状態からは一刻も早く脱出したですよね。
そこで、ここでは肌と腸の密接な関係と、美肌を作るのに役立つおすすめの食べ物を栄養素別に紹介します。毎日、肌に良い食べ物をおいしく食べて美肌と健康と爽やかなルックスを手に入れましょう。
腸の不調が真っ先に顕れる肌
『肌は腸の鏡』と言われるように、肌は腸の不調が一番先にあらわれる場所です。
その理由について解説します。
(1)腸は美肌の陰の立役者
腸は栄養を吸収する場所であるだけでなく、不要なものを排出する大事な臓器でもあります。
その腸のコンディションが悪いと、排出すべき毒素が体内に蓄積することに。すると、血液に乗って毒素が全身に運ばれ、肌にニキビや肌荒れとしてあらわれてしまうとされているのです。
また、腸内環境が悪いと幸せホルモンのセロトニンだけでなく睡眠ホルモンのメラトニンも生成されるといわれています。
睡眠ホルモンのメラトニンの生成が衰えると、眠りの質もさらに悪化。
美肌に欠かせない良質な睡眠もとりにくくなり、さらに汚肌になってしまいます。
このように、腸の状態の良し悪しが、美肌or汚肌の運命の分かれ目。
腸は美肌の陰の立役者といっても過言ではないのです。
(2)善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスが大事
では、なぜ腸の不調が起こるのでしょうか?
その原因は、腸内に存在する100兆個もの菌のバランスが乱れにあります。
3つの腸内細菌は、日和見菌>善玉菌>悪玉菌の順に数が多いのが良好な状態。
しかし、何らかの理由で悪玉菌の増殖が進むと、悪玉菌のほうが善玉菌よりも多くなって腸内環境が悪化してしまいます。
つまり、腸から美肌を作るには、腸内環境を善玉菌優位にシフトチェンジする必要があります。
そのためには、普段の食事・食べ物の見直しが欠かせないのです。
ニキビや肌荒れを悪化させるNG食べ物
美肌をつくる食べ物の紹介の前に、汚肌を悪化させるNG食べ物について紹介します。
普段、何気なく食べているものが、腸内環境を悪化させていることも少なくありません。
心当たりがある方は要注意!
(1)汚肌を作る原因TOP3
汚肌を作る原因のTOP3は次の3つです。
- 脂質や糖質の多い食べ物
- カフェインや香辛料などの刺激物
- 添加物が多い食べ物
こういった食べ物ほどおいしく感じて食べてしまうもの。
しかし、脂だけでなく糖質も皮脂の原料となり、皮脂の過剰分泌を促してニキビを作りやすくなるので要注意。
カフェインや香辛料も皮脂の過剰分泌を招く元になります。
添加物は腸内を荒らしてしまうとされているので、なるべく避けましょう。
(2)ジャンクフード・加工食品を避ける
脂質・糖質、カフェイン・香辛料、添加物が多い食べ物と言えば、言うまでもなくジャンクフードや加工食品です。
手軽に食べられるファストフードや加工食品は手軽で便利ですが、肌荒れを促進させてしまう成分がたっぷり入っています。
特に注意したいのが添加物。腸内環境を乱すだけではなく、
体内に蓄積され続けて、将来的には正常な細胞のサイクル低下させると言われています。
目先の肌荒れも困りものですが、それ以上に未来にもっと恐ろしい事態を引き起こしかねないので摂取量に注意しましょう。
(3)甘い食べ物を避ける
もう1つ、美肌を作るために避けたいのが甘い食べ物です。
ストレスが溜まるとついつい手が伸びてしまう甘いもの。しかし、肌の糖化・老化を招き、肌荒れも起こしやすくなります。
代表的なのが菓子パンです。
甘い菓子パンは糖質の塊なのでできるだけ控えましょう。
また、「ノンシュガーなら大丈夫」というのは大きな勘違いです。砂糖は入っていないかもしれませんが、食品添加物(人工甘味料)がたっぷり入っていることも。
ガブガブ飲まないようにしましょう。
美肌を作る「毎日摂りたい食物」リスト
最後に、美肌のための『腸活』で食べたい食べ物を紹介します。
ただし、どれか1つだけを毎日食べるのでは、いくら美肌に良い食べ物でも栄養が偏ってしまいます。
当てはまる食べ物をバランスよく毎日食べるようにしましょう!
(1)食物繊維を多く含む食物
美肌を作るためにおすすめなのが、食物繊維を多く含む食べ物です。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つがあります。
水溶性食物繊維は水に溶ける性質があり、腸では糖の吸収を穏やかにし、毒素を吸着して体外に排出してくれます。
さらに、善玉菌の餌となり腸内環境改善に役立つ繊維です。
水溶性食物繊維が多いのは、
- 海藻
- 果物
- 大麦
などです。
お茶も、水溶性食物繊維のイヌリンを多く含むごぼう茶にかえるのもおすすめ。
不溶性食物繊維は、その名の通り、水に溶けにくい性質があり、腸で水を含んで膨らんで腸を刺激して蠕動運動を促してくれる繊維です。
不溶性食物繊維が多いのは、
- 穀類
- 野菜
- キノコ類
- 果物
- 海藻
- 豆類
などです。
水溶性・不溶性の2つを持つ海藻(わかめ・昆布・もずくなど)は毎日1品取り入れられると◎
(2)腸内の善玉菌を応援する発酵食品
発酵食品には、善玉菌である乳酸菌をはじめ、酪酸菌・納豆菌・麹菌・酢酸菌・酵母菌など嬉しい菌がたっぷり。
また腸内環境を改善する微生物も豊富に含まれています。
美肌を作る発酵食品として、
- ヨーグルト
- 納豆・甘酒
- ぬか漬け
- キムチ
- 味噌
- 酢
腸の掃除は就寝中に行われるため、夕食に発酵食品を摂るのがおすすめ。
(3)栄養を肌に届ける!血行促進ビタミンEと鉄
若返りビタミンのビタミンEは、抗酸化作用とても強く、活性酸素から赤血球をガードしてくれる大事な栄養です。
- カボチャ
- 赤ピーマン
- アーモンド
- 抹茶
- 魚卵(すじこ・たらこ)
に多く含まれています。
また、貧血を防ぐ鉄もとても大事な栄養素で、次の食べ物に多く含まれています。
- レバー
- 牛肉
- 卵黄
- あさり
- 鴨
(4)ターンオーバーを正常化する亜鉛
腸活と合わせて行いたいのが、美肌のためにターンオーバーを正常化させることです。
ターンオーバーが整えば古い角質は剥がれ落ち、ニキビ跡やしみも目立ちにくくなります。
そのために役立つのが、新陳代謝に関わるミネラルの亜鉛です。
活性酸素を除去する酵素も亜鉛は作り出してくれるので、肌荒れも改善していきます。
- ココア
- 牡蠣
- 牛肉
- 卵黄
などを積極的に食べましょう。
何事もバランスよく食べることが大事。
ファストフードや加工食品を避け、上記の食べ物を中心に、ビタミンを多く含む旬の野菜なども積極的に取り入れるようにしましょう。
ちょっとの工夫でさらに美肌に!とっておきの2つのポイント
美肌を作る食べ物を食べる時は、次の2つのポイントに留意するとさらに美肌メンへの近道となります。
(1)よく噛んで食べる
早食いの人やあまり噛まずに食べる人は要注意。
しっかり噛むことで食べたものを消化・吸収しやすくなりますし、味わってゆっくり食べることはストレス解消にもなります。
また、「スマホをいじりながら」「テレビを見ながら」などの「~ながら」食いもやめましょう。
食事の時は食事に集中!よく噛んでゆっくり食べましょう。
(2)寝る直前の食事を避ける
寝る直前に食事をするのはNG。
食べた後は副交感神経が優位になり、消化や吸収がさかんに行われる時間。
十分な消化・吸収をされないまま寝てしまうより、消化吸収をしっかりしてから寝たほうが美肌作りがスムーズにできます。
寝る3時間前までに食事は済ませてしまいましょう。
まとめ
ニキビや肌荒れが絶えない肌は、きのうまでの食事が原因であることも少なくありません。
外側からのケアばかりに気を取られがちですが、美肌作りには体内から改善していくことも重要です。
肌に大きな影響を与える腸内環境を食べ物から整え、美肌メンを目指しましょう。
※この記事は、メイクやダイエット等、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師・自分の体調や肌等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。