メンズの美容意識の高まりに伴い、髭だけでなくわき毛や胸毛、腕毛やすね毛、デリケートゾーンなどのムダ毛処理に余念のない『つるすべ男子』が増加中!
女性から評価も高い『つるすべ男子』になるべく、メンズ専用の脱毛サロンやクリニック、自宅でセルフ脱毛ができる家電などを利用する男子も増えています。
しかし、あまり知られていませんが、ムダ毛を処理するだけで『つるすべ男子』になれるというわけではありません。
実は、脱毛後のケアを怠ると、乾燥や肌荒れ、腫れやぶつぶつ、色素沈着など思わぬ肌トラブルに見舞われ『汚肌男子』化してしまうおそれが…。
そこで、今回は、おうちでのセルフ脱毛の後に避けてほしい6つの禁止行為と『つるすべ男子』になるための適切なアフターケアの方法を解説します。NG行為を避け、肌を労わるケアでムダ毛がないだけでなく、手触りもすべすべの美肌メンを目指しましょう。
脱毛後こそケアが重要な理由
脱毛クリニックやサロンorセルフ、どちらにしても脱毛した後の肌はとても無防備な状態です。
例えば、クリニックやサロンを利用しての脱毛の場合は、レーザー等を照射された肌は肌内部の水分が蒸発し、非常に乾燥しやすくなっています。
また、自宅で脱毛家庭用の脱毛器等を使ったセルフ脱毛でも同じ。
他にも、カミソリやシェーバー等を使ったセルフ脱毛の場合も、刃が当たることで肌に傷がついて、乾燥しやすくなっています。
除毛クリームや脱毛ワックスなどを使った場合は、毛を溶かす成分が肌にもダメージを与えていることも。
どんな方法であれ脱毛した後の肌は傷つき、乾燥した肌は本来肌を健やかに保つバリア機能も低下。
普段なら何もないことでも、弱っている部分には過剰なストレスになることも少なくありません。
その結果、何気なく行ったことが肌に多大なダメージを与え、赤みや腫れ、ぶつぶつやしみなどのイレギュラーを引き起こすきっかけになることも多いのです。
脱毛で敏感になっている肌の負担を軽減するために、脱毛後のケアは丁寧かつ念入りに行わなければなりません。
つるすべ肌のために避けるべき脱毛後の6つの禁止行為
肌トラブルを起こさないためにも、脱毛処理後は次の行為をしないように気をつけましょう。
1.脱毛後の体温を上昇させる行為
脱毛後の肌はとても繊細であるだけでなく、熱もこもりやすくなっています。
そのため、体温が上がるような行為はなるべく避けましょう。
具体的には、
- 熱い温度での入浴
- 飲酒
- 激しいスポーツ
- マッサージ
レーザー等を照射した肌は特に熱がこもりやすい状態。
熱がこもると赤みや炎症を酷くしてしまうおそれがあります。
そのため、脱毛後は、体温を上げてしまうような行為を控え、入浴も軽くシャワーを浴びる程度にしておくのがベストです。
脱毛した部分が熱っぽく感じられる場合、氷嚢等を使ってクールダウンさせるようにしましょう。
2.脱毛後の肌をむやみに摩擦する行為
バリア機能が十分に働いていない脱毛後の肌を摩擦する行為はやめましょう。
具体的には、
- 入浴時のゴシゴシ洗いや洗顔
- エステ・マッサージ
- ピーリング
弱っている肌に物理的な刺激を与えることは避けてください。
念のため、予防接種も脱毛前後は避けるようにしましょう。
3.日焼け
バリア機能が衰えている肌は、紫外線にも無防備となっています。
弱っている脱毛箇所に日差し(紫外線)が当たると炎症を起こしやすいので、脱毛後はしっかり紫外線対策を行いましょう。
ただし、日焼け止めクリーム等を塗るのは脱毛後は要注意。
日焼け止めを肌に塗り込む行為や、日焼け止めに含まれた成分で肌に負担がかかってしまうおそれがあります。
脱毛後の日焼け対策は、日焼け止めは使わないこと。UVカット機能の付いた洋服を着たり、帽子や日傘などを使ってしのぐようにしましょう。
また、紫外線は、窓ガラスやカーテンをも透過します。
室内にいても日焼け対策を行いましょう。
4.制汗剤・香水の使用
おしゃれメンズのにおいエチケットとして欠かせない制汗剤や香水。ですが、脱毛した部分に使うのはなるべく避けましょう。
普段は肌につけても何のトラブルも起こさなかったとしても、脱毛後の肌はどんなものに反応してしまうか予測がつきません。
脱毛後は、肌が落ち着くまで脱毛した部分に制汗剤や香水をつけないほうが安心です。
5.脱毛しそこなったムダ毛の処理
残った毛があっても、脱毛後すぐに毛抜き・毛剃りをしないようにしましょう。
特にレーザー等を使った脱毛の場合、すぐに毛が抜けないことも少なくありません。
レーザー等による脱毛は、表面に出ている毛をカットするのではなく、毛が生える部分にダメージを与えて脱毛を促すもの。
そのため、すぐにムダ毛がゼロになるわけではありません。
また、ワックス等を使った脱毛でもやり残しはどうしてもできてしまうもの。
しかし、そこで「まだ毛が…」と脱毛した部分に残ったムダ毛を毛抜きや毛剃りをしてしまうと、弱っている肌にさらに追い打ちをかけてしまうことに。
脱毛後は数日様子を見て、肌が落ち着いたのを確認して残ったムダ毛を処理しましょう。
6.脱毛部分の締め付け
最後に気を付けたいのが、洋服や下着による締め付けです。
締め付けた部分の血行が悪くなるだけでなく、こすれて肌トラブルを起こしやすくなります。
ゆとりをもたせた服装を心がけ、脱毛した部分をこすらないようにしましょう。
目指せつるすべ男子!脱毛後の適切なケア
脱毛で弱った肌を優しくケアすれば、肌はつるつるだけでなくすべすべに。
脱毛後に、女性もうっとりする『つるすべ男子』になれる4つのポイントを解説します。
1.徹底保湿
ムダ毛を排除し、清潔感溢れるつるすべ男子になるために、脱毛後はたっぷり保湿しましょう。
敏感肌用や乾燥肌用の化粧水を使う
乳液やクリームなど油分の多いアイテムでフタをする
塗る時にこすらない
肌表面・内部が乾燥いている肌には低刺激で浸透力の高い敏感肌・乾燥肌用の化粧水でたっぷりと潤いを補給するようにしましょう。
特に乾燥が酷い部分は二度塗りを。
熱を持っているようなら氷嚢等でクールダウンさせてください。
その後、潤いが蒸発してしまうのを防ぐため、油分の多いアイテムを塗ってふたをするのがポイントです。
また、スキンケアの際、コットンは使わないこと。
肌をこすってしまう上に、繊維が肌に残ると肌にさらなる負担をかけてしまいます。
手の平に取り、肌に押し当てるようにして使うようにしましょう。
2.肌に負担を与えない入浴を
熱は脱毛後の肌には厳禁。
そのため、脱毛当日は、お風呂は避けてシャワーで軽く体を洗い流す程度で十分です。
その後は、肌が落ち着くまで熱いお風呂の入浴は避け、ぬるま湯・短時間の入浴をするようにしましょう。
体を洗う時は、ボディソープをしっかり泡立てて、泡を滑らせるようにして洗うのがコツ。
お風呂から上がった後は、タオルに水分を含ませるようにして拭きましょう。
ゴシゴシ拭きは厳禁!
そしてしっかり保湿しましょう。
3.全ては肌が落ち着いてから
脱毛後は、とにかく肌の回復を待つのがベスト。
脱毛し残したムダ毛の処理やマッサージ・激しい運動などのNG行為を再開するのは、肌が落ち着いてからにしましょう。
脱毛による肌の乾燥やバリア機能が低下した状態も、きちんと保湿していれば徐々に改善されます。
そうして肌が潤いバリア機能が改善して落ち着けば、日焼け止めや制汗剤の使用もOK。
4.違和感がある場合はすぐに皮膚科へ
脱毛後、肌の違和感や変化が数日経ってもある場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。
くれぐれも素人判断で市販薬を塗ったり、放置はしないように。
脱毛はできても、肌が汚くなってしまっては元も子もありません。
受診の際は、脱毛に使ったアイテムを持っていくようにしましょう。
まとめ
自宅でも簡単に脱毛できるアイテムが増えている今、セルフで脱毛して肌トラブルを起こして皮膚科を受診する男性も増えています。
脱毛後の肌は、乾燥+バリア機能低下で、刺激に対してノーガード状態。
そこにダメージを与えるような行為を行えば肌トラブルを起こすのは当然です。
とはいえ、脱毛後の肌に負担を掛けてしまういくつかの行為は、全てふだん何気なく行っているものばかり。
しかし、その「つい」「うっかり」「前は平気だったのに」が要注意!
それが脱毛後の肌に酷いトラブルを起こすケースも多いので、脱毛後のNG行為を意識して控えるようにしましょう。
そして、適切なケアを行えば、ムダ毛が無いだけでなく、美肌に誰でも変身!
女子ウケ抜群の『つるすべ男子』になり、モテ男街道を独走しましょう。