「肌がガサガサ」「普段使っている化粧品なのに肌がピリピリする」
季節の変わり目に肌の調子が悪くなる人は少なくありません。特に春は肌のトラブルの出やすい季節。
それってもしかしたら「ゆらぎ肌」かも。
今回の記事では、ゆらぎ肌の原因と対処方法について、詳しく解説していきます。
敏感肌とはどう違う? ゆらぎ肌とは?
「ゆらぎ肌」という言葉、初めて聞いたという人もいるかもしれませんね。
ゆらぎ肌とは、季節の変わり目などに一時的に肌が不安定な状態に陥ること。日頃は肌のトラブルが少ない人にも起こりうる症状です。
肌の状態はいつも同じではありません。肌水分が足りなくなれば、肌のバリア機能が低下し肌のトラブルを引き起こすことも。
春先3月から5月頃にかけては特に肌がゆらぎやすい季節。以下の症状が出たら、ゆらぎ肌を疑ってみてください。
- ニキビや吹き出物が出る
- いつもの化粧品が肌にピリピリする
- 肌が荒れる
一年を通してではなく春先に起こるのであれば、まずゆらぎ肌とみて間違いないでしょう。
ゆらぎ肌は「敏感肌」とどう違うのか、と疑問を持つ方もいるかもしれません。確かに症状自体は似ていますが、症状が一時的か慢性的かどうかで見分けます。
通年の肌のトラブルは敏感肌と呼ばれ、外的要因よりも肌の持つ性質そのものが弱い場合が多いのです。
その点、ゆらぎ肌は環境や季節の影響を受けやすいため、対策はたてやすい部分も。
なぜ春にゆらぎ肌が多いのか
肌は薄い角質層にうるおいを蓄えることで外気の乾燥や刺激から肌を守っていますが、肌水分が不足してくるとトラブルを起こします。
また、外部からの刺激で乾燥、かゆみなどの肌トラブルが起こることも。春にゆらぎ肌が多いのは、以下の要因が肌にダメージを与えるから。
- 気温の変化
- 乾燥
- 紫外線の増加
- 花粉
- 環境の変化
そんな要因がからみあって、ゆらぎ肌は起こります。
気温に関しては、春になったからといっていきなり暖かくなるわけではありません。昼間は気温が上がっても、朝夕はかなり冷え込む日も多くあります。気温の変化の激しさに肌はついていけず、トラブルが起こることも。
また、春は意外と乾燥している季節。春は移動性の乾いた高気圧がやってくるのに加え、冬よりも気温は上がるため、空気中の水分が蒸発しやすいのです。
他にも春は肌の危険要素がいっぱい。紫外線の量も増えますし、花粉の飛散量も一気に増えます。
さらに日本の場合、春は出会いと別れの季節。新しい環境で新生活を迎える人も多いもの。それに伴いストレスが生じ、肌のトラブルの原因になることも。
こういった外的要因のどれをとっても、肌にとってはトラブルを起こす引き金になるため、春はゆらぎ肌を起こしやすい季節なのです。
ゆらぎ肌にはまず「保湿」
次に、肌がゆらいだ時の対処方法を説明。
メンズは、普段からスキンケアを心がけているメンズと、スキンケアに無頓着なメンズの2種類に分かれます。
もし、普段からスキンケアをしているメンズの場合、通常のスキンケアの見直しをしてみてください。いつもの化粧品を使用していて肌がピリつくのは、肌のバリア機能の乱れのサイン。
肌のうるおい成分を落とさない、低刺激のものを選びましょう。メイク落としなら界面活性剤入りのオイルクレンジングよりも、クリームやミルクタイプがベター。
洗顔後の保湿は、重ねづけをして普段以上に念入りに行います。場合に応じて美容液を使うのも◎。
スキンケアをしていないメンズの場合、まずはスキンケア・洗顔を始めましょう!
肌の表面についた汚れをしっかり落とし、保湿をしてうるおいを閉じ込めるメカニズムを理解して毎日行うことが大事です。
さらに必要なケアとは?
肌を危険にさらす春の紫外線と花粉に対しても、しっかりガードしていきます。
日焼けがカッコいいとされる時代は終わりました。
紫外線は曇りの日も、カーテンを閉めた室内にも入り込んできます。ですから、UVケアをするのは当然。さらに帽子をかぶったり、日傘を差したりして徹底的に紫外線から肌を守りましょう。
花粉に対しては、市販されているアレルゲンをブロックするスプレーがおすすめ。界面活性剤・殺虫成分・防腐剤などが入っていないものを選んで。
他にもストレスや生活の乱れも、ゆらぎ肌の原因になります。夜はゆっくり湯船につかって早く休み、食生活にも気をつけるなど、生活の中で見直す点はいくつもあります。
肌のゆらぎを放置しないで!
春を思いきり満喫するためにも、「ゆらぎ肌かな?」と感じたら、スキンケアや生活の見直しをしてみることをおすすめします。
春だけと思ってゆらぎ肌を甘くみていると、慢性的な肌のトラブルにもつながりかねませんから、注意が必要。
スキンケアは毎日の積み重ねが肝心。トラブルのない肌なら、メンズとしての魅力もさらにアップするでしょう!