今更聞けない?化粧水と乳液の役割と正しい方法は?

昨今、メンズの美容への関心は高まっています。まずはスキンケアから始めてみようという人もいるかもしれませんね。
「清潔感のあるキレイな肌を保ちたいから、スキンケアをしたい」というメンズも多いのでは?
でも、スキンケア用品は種類がたくさんあるので、何から手をつけていいかわからなくて困ってしまいますよね。
まずは「化粧水」と「乳液」の役割と使い方から把握しましょう。今回の記事では、「どちらも耳にしたことはあるけれど、どっちがどっちだっけ?」と迷うメンズに、それぞれの役割の違いを説明します。ぜひ参考にしてください。
まずは正しいスキンケアの順番から
ただでさえ、メンズの肌は日々、危険にさらされています。メンズの肌にダメージを与えるものは、主に次の2つ。
- 紫外線
- ヒゲ剃り
女性に比べて日焼けに対して無防備なメンズは多く、メイクもしない人が多いため、直に紫外線を浴びることが多いのです。その結果、数年後にシミやシワとなって表れることも。
また、毎日のヒゲ剃りも、肌にとってはかなりのダメージです。
さらに、もともとの水分量が少ないのに皮脂量は多いメンズの肌は、女性同様、もしくはもっと肌をいたわってあげる必要があると言えます。
荒れ、ニキビ、シミ、シワなどの肌トラブルが表れる前に、スキンケアを日常のルーティーンに取り入れてしまいましょう。
そのためには、正しいスキンケアの順番を知ることが第一歩になります。以下の手順を頭に叩き込んでおいてください。
洗顔→タオルドライ→化粧水(→美容液)→乳液
なにも難しいことはありません。「化粧水が先、乳液は後」と覚えればOK。美容液は、保湿や美白、シミ・シワ対策などに特化した化粧品です。必要に応じて使うのが◎
化粧水と乳液の順番を間違えるとどうなる?
ではなぜこの順番なのでしょうか。それは、化粧水と乳液では役割が異なるため。それぞれの役割をご説明します。
化粧水
洗顔後の肌はとてもデリケート。タオルドライで水気を拭き取ったら、化粧水でしっかり保湿がマスト。
成分の80%近くを水が占める化粧水には、洗顔してアルカリ性に傾いた肌のpH値を弱酸性に戻し、肌にうるおいを与える保湿の役割があります。
乳液
乳液には、化粧水で整えた肌をさらに油分で保護し、肌からの水分の蒸発を防ぐ役割があります。乳液のとろっとした質感は油分の成分によるもの。
似た役割を持つ化粧品に「保湿クリーム」があります。こちらは乳液より油分の占める割合が高いため、こっくりしたテクスチャーで保湿効果は高まります。それに比べると、乳液はよりさっぱりした使い心地です。
まとめると、化粧水と乳液の役割は以下のように表現できるということですね。
- 化粧水=肌の保湿(水分を与える)
- 乳液=肌の保護(水分を逃がさないようにする)
この2つの順番を間違えると、先に肌に乳液によるコーティングができてしまうため、化粧水が浸透しなくなってしまいます。
化粧水の正しいつけ方とは?
化粧水を使うときの注意点が2つあります。
- 使う量をケチらないこと
- 肌にしっかりと浸透させること
この2点です。
肌に十分に水分を与えることが化粧水の役割です。とにかく化粧水はたっぷりと使いましょう。製品に記載されている適量よりも多くても問題なし。
化粧水をつけるときに肌をパンパンとたたく人がいますが、あれはNG。たたいても浸透するわけではありません。正しいやり方は、手で顔を覆うようにして化粧水を肌に押しつけます。
肌を乾燥から守ってくれる役割の乳液
一方、乳液には油分が多く含まれているため少量でものびるので、それほど量を使わなくてもOK。
手のひらを温めて使うと、よりのびて、肌とのなじみがいいでしょう。
つける順序はまず、乾燥しやすい頬や目元・口元から。小鼻まわりやおでこ、Uゾーンも忘れずに。Tゾーンに関しては、皮脂の分泌が多い若いうちは塗らなくても大丈夫かも。
乾燥が気になるところには重ね塗りも◎。乳液で気をつけたいのは、つけすぎ。つけすぎるとテカってしまい、肌トラブルの原因になりかねません。
つける量は化粧水と同様、記載されている量を守るよりも自分の肌にあった量をつけながら探すとよいでしょう。
役割を理解して正しく使えば効果もアップ
トラブル知らずの肌で過ごせば、気分も上がるもの。そのために、正しい順序とやり方でスキンケアをしましょう。そうして、初めて効果があります。
メンズのスキンケア初心者は特に、化粧水、乳液の役割を理解し、正しく使ってスキンケアに励んでください!