「彼女と初めて手をつなぐときに手汗で余計、ドキドキした」
「人と握手するときに自分の手汗が気になる」
こんな手汗体験のあるメンズは意外と多いもの。特に暑い季節はよけいベタベタして、気になって仕方ないという人も。
ワキ汗などとちがってマイナー感のある汗の悩みですが、悩んでいるメンズにとっては深刻な問題です。
今回は、手汗の対処方法やケアグッズでおすすめのものなどをご紹介します!
手汗に悩むメンズは多い?!
手汗に悩むメンズは意外と多いのですが、マイナーな悩みだけに、こんなことで悩むのは自分だけかな、とさらに悩んでしまうメンズも多いよう。それに手汗をかかない人には理解されにくい問題でもあります。
「気がつくと、つねに汗ばんでいる状態」レベルから、「真冬で手が冷たくても汗だけかいている」「握っていたペンがぬるぬるしてくる」「とても人とは手をつなげない」レベルまで、人それぞれ。
年齢が若ければ若いほど、人目を気にして悩む人も。年齢が上がるにつれて気にならなくなる場合もありますが、コミュニケーションに密に関係する手の問題だけに、人によっては深刻な悩みに発展することも。
実は手汗の原因は不明?
通常、人の体が汗をかくのは、2パターン。
皮膚上の温度が上がりすぎているときに温度を下げるためと言われている「温熱性発汗」。これは、暑い季節や、スパイシーな料理を食べても起きます。
もうひとつの発汗の種類は、「精神性発汗」
それは、文字通り精神的な要因からかく汗のことで、極度の緊張・ストレス・興奮・不安といった精神的刺激から起こります。
こういった暑い季節でなくても手に汗をかいてしまう現象には、実は名前がついているのです。
「手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」といって、気温や体の動きなどには無関係に手のひらにたくさん汗をかく症状。発症に男女差はなく、日本では約200人に1人の割合で発症すると言われています。
この症状は精神的要因からくるものという説、遺伝説、自律神経に関係するという説など諸説ありますが、実はまだ原因は解明されていないと言うのが大きな説です。
手汗をかいたときの対処法
では、実際に手汗をかいたときの対処法をいくつかご紹介します。
1,タオル、ハンカチ、ボディシートで拭く
手汗がひどいという自覚がある人はすでにやっているかもしれませんが、常にハンカチ、タオルの類を持ち歩いて、こまめに汗を拭き取りましょう。制汗作用のあるボディシート(デオドラントシート)を使うのも◎。
2,ハンドファンなど振って乾かす
夏の間にハンドファンを持ち歩くことが最近では流行っていますが、あのハンドファンは手汗対策にも有効です。
また、手汗がひどい人のなかには、「なるべく手は開いたままの状態を保ち、空中でひらひらと振っている」という人もいますが、あまり人前ではおすすめしません。
3,手専用の制汗剤、制汗クリームを使う
種類は少ないですが、手専用の制汗剤、制汗クリームも市販されています。手汗に悩むようであれば、試してみるのもいいでしょう。
制汗剤は「塩化アルミニウム」が成分に入っているものを選ぶこと。この成分が皮膚の外側に汗が出るのを抑え、継続して使うことで、汗が出にくくなるとされています。
スプレータイプ、液体タイプ、クリーム状のものなど種類は豊富。
4,病院に相談する
手汗は命にかかわるようなことではないにせよ、日常生活に支障が出るようであれば、本人にとっては大問題ですから、病院で相談するのもアリ。
症状がひどい場合は病院(皮膚科)で、市販のものよりも塩化アルミニウムの濃度が高い薬や制汗剤を処方してもらえることも。
また、手掌多汗症の療法として、手のひらに微弱な電流を流す「イオントフォレーシス」、内視鏡を使って背中の交感神経を切断する「多汗症内視鏡手術」といった医療機関などの手を借りる選択肢もあります。
手汗用おすすめ制汗剤3選
コルクルナチュルクリーム(CORKL)


たかが手汗されど手汗!
「たかが手汗」と人からは思われるかもしれませんが、気になってしまう限り、生活に支障が出てしまうもの。
気になることはしっかり調べてケアをすれば、さわやかさを取り戻すことができます。
自分の手汗の程度を知り、自分にあった対処法をみつけましょう!