メンズも美肌時代到来。肌を綺麗にするってどういうこと?

近年のメンズ美容ブームで自分の肌の状態が気になってきた男性もたくさんいることでしょう。
ただ、いざお手入れをはじめようとしても
「そもそもきれいな肌ってどんな肌?」
「きれいにするメリットってなに?」
「なにからはじめればいいの?方法は?」
と自身のスキンケアの第一歩を踏み出せない男性も。これまでに肌を気にかける習慣のなかった男性にとっては少し手間に感じられるかもしれませんが、肌を綺麗にすることによって得られるメリットはたくさんあります。
今回は、肌をきれいにするってどういうこと?というところから、肌をきれいにする生活習慣まで。
肌をきれいにするってどういうこと?肌がきれいな人の特徴
1.ニキビ、毛穴などの目立った凸凹がない
ニキビなどの凸部分、毛穴やクレーターなどの凹みがあるときれいな肌には見えません。ニキビ(主に大人ニキビ)は生活習慣の乱れや過剰な皮脂分泌によってできます。
さらにそのニキビを洗ってない手や器具でニキビをさわると、毛穴の中に菌が繁殖しよけいに荒れる原因にもなることも。また毛穴は肌が乾燥した状態になると水分をより多く取り込もうと、開いて目立つように。
後述するスキンケア方法や、美肌になるための生活習慣を要チェック。
2.水分、油分のバランスが良くキメが整っている
肌がきれいな人は肌のトーン(色白、色黒など)に関わらず、キメ細やかでツヤがあります。これは肌の水分と油分のバランスが整っているためで、一般的に水分8:油分2が黄金比。
これより水分が少なすぎるとカサカサして見え、油分が多すぎてもテカテカとしたオイリー肌になってしまいます。水分や油分はスキンケアである程度コントロールできるので、自分に合ったアイテムや方法を見つけましょう。
3.全体的に清潔感がある
服装や髪型にそれほど手をかけてそうにも見えないのに、なぜか清潔感のある人っていませんか?そういう人は肌が綺麗なことが多く、それだけで全体的に清潔感が出ているのです。
身だしなみを気にするなら、まず肌を整えることからはじめると全体的に綺麗に見えやすくGOOD。
肌が綺麗なことで得られるメリット
1.モテる
肌が綺麗だと女性にモテます。もちろん肌が綺麗なだけではモテると言えませんが、確実にモテるきっかけに。
GATSBYやルシードで有名な株式会社マンダムが10~20代の女性336名に「男性の身だしなみ」について調査を行ったところ、なんと「肌が汚い」が第2位に!
ちなみに1位は「ニオイがキツい」でした。
この結果から女性は意外と男性の身だしなみについて細かいところまでチェックしていることが伺えます。だとすると、肌の手入れをして美肌になることは間違いなくモテへの第一歩だと言えるでしょう。
2.清潔感が出る
肌が綺麗な人の特徴でもあげましたが、やはり清潔感があるのは大きなメリットです。
肌をはじめ身だしなみが不潔な人を見たときに
「この人私生活がルーズなんだろうな」
という印象を持たれることも。
相手に直接言うことはなくとも、見た目から自然と日頃の生活まで連想してしまうなんてことにも繋がります。
これが肌が綺麗で清潔感があれば
「プライベートもきちんとしているのだろう」
と連想させることもあるので、ビジネスや日常のどんな場面でも優位に働くでしょう。
3.健康的に見える
さきほどの「肌の状態が私生活を連想させる」という話しとつながりますが、美肌は健康を連想させます。健康的に見える人と不健康に見える人。
どちらの印象が良いかは言うまでもありません。
もちろん健康な生活を送っているから肌が綺麗だということもあるので、後述する「美肌になる生活習慣」も要チェック。
4.若く見える
肌がきれいだと若く見えます。シミ、しわなどは老化の象徴と言われることもあり、子供や10代20代の若い人にはあまり多くありません。
実は遺伝や体質、肌質によるのですが、そういった先入観から肌が綺麗だと若く見えるのでしょう。
美肌への第一歩!スキンケア3ステップ+紫外線予防
美肌になることのメリットがわかったところで、さっそくお手入れをはじめていきましょう。
1.洗顔クレンジングで肌を整える
肌がゴワゴワする原因にもなる目に見えないホコリやチリ、排気ガスなどの汚れをおとすのが目的。余裕があるなら泡立てネットを使用しましょう。
クリームのようなキメ細やかな泡を立てて毛穴の奥の汚れまで落とすイメージでやさしく洗顔すると肌への負担が少ないです。
洗顔の泡立て方
1.泡立てネットを少し水に濡らす
2.ネットに洗顔クリームを2~3cm出す
3.ネットを擦り、できた泡も巻き込みながらキメ細かいクリームをつくる
(目安は手のひらにのせて逆さまにしても落ちないぐらいに!)
4.できあがった泡を顔にのせ、肌をこすらないように優しく洗顔する
2.化粧水で肌に潤いを与える
キレイに洗顔したら、そのまま清潔な手でスキンケアをしていきます。まずは化粧水ですが、以降の乳液やクリームも洗顔同様、肌への刺激は最小限に抑えるように塗りましょう。
肌を強くこすって塗り込んだり、強い力で叩き込んだりすると、スキンケアの意味がないほどに肌を傷めてしまいます。
3.乳液、クリームで潤いにフタをする
化粧水でせっかく整えた肌でもそのままにすると蒸発してしまうので、油分を含んだ乳液やクリームでフタをします。オイリー肌で油分を塗ることに抵抗のある人はさっぱりタイプなどを使えばOK。
自分の肌に合うものがわからない場合は化粧水と同じメーカーのものをライン使いするのがおすすめです。どうしても時間がなくてスキンケアの時間が取れないという人にはオールインワンジェルなどのスキンケア用品も使用するのも○。
4.日中の紫外線予防も忘れずに!
紫外線は肌に見えないダメージ。その時は見るからに日焼けなどしていなくとも、数年後にシミやシワとして肌表面に浮き出てきます。
たとえ曇りや雨の日でも紫外線は発生しているので、外出時はもちろん、家のなかでも日焼け止めを怠らないことが大切です。日焼け止めを塗る習慣をつけて肌へのダメージを日頃からブロックしましょう。
参考までに、韓国人は幼い頃から日焼け止めを塗る習慣があるようで、そのため大人になっても綺麗な肌の人が多いと言われています。
美肌になる生活習慣
1.髭剃りは丁寧に!
どんなイケメンでもカミソリ負けで汚肌だとがっかりです。毎日の髭剃りはクリーミーな泡とよく切れる刃で肌を傷つけないように行いましょう。
泡が十分でない場合や切れ味の悪い刃で髭剃りしていると肌への摩擦が大きくなります。摩擦がおきるとカミソリ負けを引き起こし、乾燥やごわつきから肌荒れの原因にも。
2.ヘアスタイリング剤はなるべく短時間で落とす
ヘアスタイリング剤を長時間つけているとおでこや顔周りの肌へのダメージ大。ヘアスタイリング剤はあくまで髪の毛への使用を目的として作られているので、頭皮には耐えられても顔のやわらかい皮膚には刺激が大きすぎます。
また成分として油分が多く、毛穴詰まりから肌荒れを引き起こす原因に。落とす時は生え際や見落としがちな耳の後ろなども念入りに洗い流しましょう。
3.部屋を綺麗にする
枕カバーやタオルなど肌に触れる布製品はとくに注意したいポイント。せっかく綺麗にした肌でも雑菌やカビが繁殖したタオルで拭くと台無しです。
洗顔後に使うタオルと枕カバーはできるだけ毎日洗いましょう。余裕がなければ除菌スプレーをして天日干しするのもおすすめです。
雑菌やカビはジメジメとした湿度の高いところで繁殖しやすいので水分を含んだものはなるべく早く乾かしましょう。
4.偏った食生活を見直す
1.暴飲暴食しない
- 付き合いだからと飲みすぎたら翌日肌がカサカサになった
- たまにはいいだろう・・・とストレス解放のつもりで暴食したら肌が荒れた
胃腸の調子はダイレクトに肌に出ます。負担かけすぎ!という胃腸からのサイン。アルコールには利尿作用があり、飲みすぎるとその分からだに必要な水分まで一緒に排出。
飲みすぎた翌日にやたらと喉が渇くのはそのせいとも言われています。水分に溶けやすいビタミンまで不必要に排出してしまうので、肌に良いわけがありません。
お酒はほどほどに、とよく言われますが、翌日以降の自分のためにも量は考えましょう。また暴食についても、いうまでもなく胃腸に負担をかけ肌やからだに不調をきたします。
ストレス解放の手段として暴飲暴食しているのなら、ジョギングやカラオケなどほかの発散方法を探してみるのもいいかもしれません。
2.あきらかな栄養不足
忙しいからと毎日の食事をコンビニ飯や外食で済ませてしまってませんか?コンビニ飯や外食もそれ自体が悪いわけではあなく、どうしても糖質・脂質が多く、栄養価の少ないものを選んでしまいがちなのが問題です。
糖質や脂質の多いものを食べたいなら同じ量の生野菜やくだものを食べるようにするなどのマイルールを設定しましょう。
3.充分な睡眠をとる
睡眠の質をあげることは肌質改善につながります。どうせ忙しくて短時間しか寝れないんだから、とあきらめるのではなく、取れる睡眠時間の中で質をあげるよう工夫するのが大切です。
- 疲れたと感じる日には湯船にゆっくり浸かる
- ブルーライトによる覚醒を防ぐために寝る2~3時間前からスマホはさわらない
- リラックス効果のあるアロマオイルなどを使用する
- 気持ちいいと思える寝具に変える
これらから自分に合った工夫をすることで、今までよりも質の高い睡眠がとれるようになります。睡眠不足だなと感じたらどれか一つでも試してみることをおすすめします。
美肌は今日から作れる
男女関係なく、美肌は憧れの的。肌が綺麗になると、今よりも見た目や努力した自分に自信がつきます。人生そのものがうまくいっているようにさえ感じられるかもしれません。
毎日の習慣にスキンケアや心がけをほんの少し取り入れるだけで、得られるメリットはかなり大きいです。
今日から少しずつ試して、美肌を手に入れましょう!