今どきはメンズも毛の処理は当たり前。
海外でも事情は同じで、毛むくじゃらの胸元を男らしいとする風潮はもう過去。暖かい季節になってくると、タンクトップやハーフパンツなど、素足を出したファッションも楽しみたくなるもの。
そのときに毛深い手足にぎょっとされないためにも、毛の処理を始めておきましょう。
メンズの毛の処理は女性よりもやっかい
女性と比べても、メンズの毛の処理は厄介。
- 毛の量が多い
- 毛の質が剛毛で色も濃い
- 適度な処理が求められる(女子側からツルツルもまたNGという意見あり)
- どこまで処理すべきかの判断が決めにくい (ヒゲやワキ、さらにはデリケートゾーンまで?)
また、女性とちがってメンズの脱毛はまだ当たり前とまでとはなっていないため、処理自体を躊躇してしまうメンズもいます。
まずはメンズの毛の処理全般について、正しい知識を得ることから始めましょう。
気になってはいるけれど、どこまで処理する?
メンズの処理する毛の生える部位は、すね、腕、胸毛、ワキ毛、ヒゲ、頬やモミアゲ、さらにはデリケートゾーンまで全身に及びます。
となると、メンズの脱毛はすでに女子の脱毛とほとんど変わりません。むしろ、ヒゲやモミアゲなど、毛の生える場所が女子よりも多い分、処理する部位も多いと言えます。
その中でもデリケートゾーンの脱毛は、まだ抵抗のある人もいますが、衛生的にも見た目的にもメリットがあり、始める人も増えている脱毛。
ただし、女子の脱毛だと全身ツルツルにすることがゴールですが、メンズの場合はそうとはかぎりません。もじゃもじゃはNGだけどツルツルはちょっと、と引いてしまう女子もいるのです。
そのため、メンズには自然な長さに毛を残す処理が求められます。
脱毛するならどこでする?
自宅でやるか、プロに任せるか。お金をかけるか、即効性を選ぶか。
痛みに耐えられるか、痛みのない方法を選ぶか。
など、脱毛する場所や方法にはさまざまな選択肢があります。
まずは、脱毛する場所について、自宅で行う場合と、サロン・クリニックに通う場合を比較してみます。
1 自宅
自宅でやるメリットとしては
- 誰にも知られずにできる
- 時間や場所を選ばずにできる
- サロンやクリニックに通うよりもコストを安く抑えられる
- 施術時の痛みは少ない
一方、デメリットは、
- サロン・クリニックよりも効果が弱い
- 自己流でやるので肌のトラブルを起こす可能性がある
2 サロン・クリニック
サロン・クリニックに通うメリットは
- プロが施術するので肌のトラブルが起こる可能性が低い
- 自分でやるよりも脱毛効果が高い
- 永久脱毛が可能
デメリットは、
- 時間がかかる
- 一定の期間、同じ場所に通わなくてはならない
メンズにもできる脱毛方法あれこれ
自宅でできる脱毛方法について、それぞれ比較してみます。
1 カミソリ、毛抜き
カミソリや毛抜きで地道に処理する方法のメリットは、手軽さ、費用の安さなどがありますが、それを上回るデメリットがあるので注意が必要です。
カミソリで処理するのは簡単。
しかし、毛根まで処理するわけではないのですぐにまた毛が生えてきます。よって、週に数回は処理する必要があります。
また、頻繁にカミソリで毛を剃ることは肌にとって大きな負担です。毛抜きで毛を抜くのも同様。
特に、毛抜きで毛を抜くと埋没毛の原因になりかねません。埋没毛とは、文字通り毛が皮膚に埋もれて発毛しない状態の毛のこと。悪化すると治療が必要になることもあります。
手軽ではありますが、肌のためにもあまりおすすめはできないのがカミソリ・毛抜きによる脱毛ということになります。
2 ボディシェーバー
カミソリよりは肌への負担が少ないボディシェーバーは、防水加工のものあり、自然な長さに毛を調節して処理できるトリマーつきのものあり、さまざまなタイプが市販されています。
ボディシェーバーのメリットとしてはなんといっても、その手軽さ。充電式のものも多く、場所を選ばず毛の処理ができます。
ですが、しょせんは剃る方法のため、毛が伸びるのが早いメンズだとこまめに処理する必要が出てきてしまいます。また、カートリッジは消耗品なので、定期的に交換しないといけません。
本体価格も性能が上がればそれなりにするので、選ぶときは慎重に選びましょう。
3 脱毛クリーム
脱毛クリームを処理したい部位に塗って、しばらく放置してから洗い流します。簡単で、手軽ですがま薬品の強さもあるので肌質によって変わることも。
また、肌と合わないと、肌トラブルにも繋がることがあります。
毛の処理に近道なし
速効性があっても繰り返し処理しなくてはいけなかったり、持続性があってもある程度の痛みを我慢しなくてはいけなかったり、毛の処理に楽な方法はありません。
ですが、処理をして得られる解放感と安心感のためには、やる価値は大いにあり。特に、今まで毛深いというだけで消極的になっていた季節も、大いに楽しめるようになるでしょう。