「すぐに生えてくるムダ毛をなんとかしたい」「できればキレイにコスパが良い方法で処理したい」
今や、男性も、女性と同レベルで清潔感のある身だしなみを求められる時代。
かつては男らしさの象徴でもあった脇毛やすね毛などの体毛は、女性から嫌悪感を持って見られるNGムダ毛となっているため、普段からキレイにしておくことが欠かせません。
様々なムダ毛ケア方法がありますが、手軽にできると人気が高まっているのが除毛クリームです。
除毛クリームには、カミソリや毛抜きなどのムダ毛処理方法にはないメリットがいくつもあります。
しかし、気軽に買えるからこそ注意したいデメリットも。
そこでこの記事では、手軽で便利な除毛クリームのデメリットと注意点に加えて、メリットとともに安全に除毛クリームを活用する方法を解説。
オトコのムダ毛ケアとして上手に除毛クリームを使えば、女性が思わず触れたくなるような肌を手に入れられることでしょう。
よく聞くけど除毛クリームって何?
除毛クリームとは、その名の通り「(今生えている)毛を(一時的に)取り除くクリーム」です。
毛のケラチン(たんぱく質)の結合を分解させる成分(パパイン酵素やプロメライン(パイナップル)、チオグリコール酸など)を配合することで、塗るだけでムダ毛処理ができるとされています。
除毛クリームの使い方は、ムダ毛が気になる部分に塗って拭き取るだけと、とても簡単なので使っているという方も多いことでしょう。
しかし、簡単だからこそ安易に使用してしまいがちな除毛クリームには、見逃せない危険もあるので注意が必要です。
除毛クリームのデメリットは?
「ささっと塗るだけでムダ毛を処理できるなんて簡単でいいじゃないか」とムダ毛のお手入れ方法を除毛クリームに切り替えようと早急に決めるのはNG。
除毛クリームはムダ毛処理に便利なアイテムであることは間違いありません。
しかし、見逃せないデメリットも3点あるので注意が必要。
肌に合わず、肌荒れをすることがある
基本的に除毛クリームはたんぱく質で作られている毛を溶かす(分解する)ことで除毛を行うものです。
除毛する部分のたんぱく質は肌も作られているもの。
つまり、除毛クリームの除毛成分は、ムダ毛だけでなく肌にもなんらかのダメージを与える恐れがあるということです。
除毛クリームで溶かされるのは、肌の最も表面にある古い角質ですが、効果の強い除毛成分だとそれより奥の肌までダメージを与えてしまうおそれがあります。
また、トラブルを持たず、肌バリア機能がしっかり働いている肌ならなんともありませんが、敏感肌の方やもともと肌荒れや傷がある方にとっては刺激が強すぎる可能性も否定できません。
除毛クリームで肌荒れなどのトラブルが起こるリスクがあることを承知しておきましょう。
定期的におこなわなければならない
2つ目のデメリットは、前章でご説明したように、ずっとムダ毛を生えないようにしてくれるものではないということ。
除毛クリームできれいになった部分も、時間がたてばまた同じように処理をすることになります。
定期的に行うのが面倒くさいという方にとって、このデメリットは大きなものとなることでしょう。
使えない場所がある
3つ目のデメリットとして、除毛クリームは全身全てに使えるわけではないことが挙げられます。
デリケートゾーンや乳首、顔などには使えません。つまり、除毛クリームは全身のムダ毛処理にオールマイティーなアイテムではないのです。
除毛クリームのメリットは?
除毛クリームのデメリットをご紹介しましたが、メリットももちろんあります。
仕上がりがキレイ
除毛クリームは、クリームの成分が毛穴の少し奥まで入ってムダ毛を溶かしてくれるので仕上がりがすべすべになるだけでなく、見た目もきれいです。
何と言っても手軽
また、ムダ毛が生えている部分に塗って拭き取るだけなので簡単であることも大きなメリットと言えるでしょう。
痛みが少ない
カミソリや毛抜きのように、処理する時に痛みを感じないという点も見逃せない大きなメリット。
除毛する時に毛穴を傷めることもないので、毛穴トラブルに繋がるのも少ないと言われています。
除毛クリームを安全に使う4つのポイント
除毛クリームは、注意したいデメリットもありますが、心惹かれるメリットもあります。
そんな除毛クリームは、正しく選び、正しく使えば、安全に清潔感のある男性の必須条件「美肌」を作る強力な助っ人となることでしょう。
そこで、除毛クリームを安全に使う4つのポイントを説明します。
これを守って行えば、除毛クリームのデメリットを回避しつつ、ムダ毛処理ができることでしょう。
自分の肌に合った除毛クリームを見つける
除毛クリームは、製品によって除毛力が異なります。
それは、配合成分だったり、配合量によるものなので、残念ながら試してみないと相性の良さは分かりません。
いくつかの除毛クリームを自分の肌で試してみて、使用中に肌が刺激を感じないもの・使用後に肌荒れが起こらない相性の良いものをみつけましょう。
この時、いきなり本格的なムダ毛処理を広範囲に行うのではなく、パッチテストで試しましょう。
肌が丈夫な腕などの目立たない場所の狭い範囲でお試しください。
パッチテストをしてみて、赤みや痒み、腫れなどのトラブルが出ないようならO.Kです。
また、肌への刺激を抑えるために保湿成分などがしっかり入ったものを選ぶようにしましょう。
正しい手順・適量・規定時間を守る
多くの除毛クリームは、配合されたムダ毛処理成分(たんぱく質分解酵素など)でムダ毛を溶かしてきれいにするアイテムです。
おなじたんぱく質で作られている肌に不必要なストレスや刺激を与えないように、正しい手順と指定された量、放置時間を守って行うようにしましょう。
また、使用できない部分には絶対に使用しないでください。
拭き取るときは肌をこすらず、丁寧に優しくそっと拭き取るようにすると肌への刺激を低減することができます。
使用後のスキンケアを念入りに行う
除毛クリームは、たんぱく質を溶かす成分が配合されているため、見た目に異変はなくても肌がダメージを受けている可能性があります。
そのため、除毛クリームを使ってムダ毛を処理した後は、いつもより念入りにローションやミルクを使って保湿を心がけるようにしてください。
熱を持っているような感じがしたら保冷剤等でクールダウンさせ、肌に異常が見られたらすぐに専門医にかかるようにしましょう。
使用しない決断も時には必要
デート前、面接前など勝負の時の前に、気合を入れるためにもムダ毛処理が必要な時もあることでしょう。
しかし、体調が悪い時や除毛した部分の肌のコンディションが悪い時、日焼けが残っている時などは、除毛クリームを使わないようにしてください。
普段は何のトラブルも起こらなかったおなじみの除毛クリームでも体調や肌コンディションによっては刺激が強すぎて肌荒れなどを起こすおそれがあります。
ムダ毛の処理が必要だとしても、適さないタイミングの時は決して使わないようにしましょう。
除毛クリームで、手軽にケアしてみるのもアリ
除毛クリームは、不器用な方も簡単な方法でさくっと除毛ができる便利なアイテムです。
カミソリや毛抜きに比べて仕上がりがキレイ、そして痛みがないなどメリットも多いのですが、肌への刺激が強いなど見逃せないデメリットもあります。
清潔感のある肌になりたくて除毛クリームでムダ毛処理をした結果、肌を傷つけてしまっては元も子もありません。
しかし、今回ご紹介した安全に除毛クリームを使う4つのポイントを覚えておけば、最大のデメリットである肌へのダメージを最小限に抑えてきれいに仕上げ、女性にモテる清潔感のある肌を手に入れましょう。