毎日のシャンプー、シリコン有無の違いとは?

「シリコン入りシャンプーとノンシリコンシャンプーってどっちを使ったほうがいいの?」「ノンシリコンシャンプーのほうが髪にいいって本当?」

最近、ドラッグストアでもたくさん目にするようになったノンシリコンシャンプー。でも、普通のシャンプーもたくさん売ってあり、どちらを使えばいいのかと悩みますよね。

実は、シリコンの有無だけではなくほかにもさまざまな違いがあり、髪質に合わせて選ばないと髪がパサついたりかゆくなってしまいます。
毎日使うものだからこそ、自分の髪質に合ったシャンプーを選んでサラツヤ髪を目指しましょう。

シャンプーにはシリコンの有無がある

普段何気なく選んでいるシャンプーには、シリコン入りとノンシリコンの2種類があります。

では、シリコンとは一体何なのでしょうか?

知っているようで知らない「シリコンとは」

シリコンとは、ケイ素から人工的に作られた合成樹脂のことです。ノンシリコンと書かれていないシャンプーにはすべてシリコンが入っています。

また、シャンプー以外にもファンデーションや日焼け止めなどのコスメにもたくさん使われており、私たちの生活には欠かせない成分です。

シリコンの有無は成分でチェック

シリコン入りシャンプーとノンシリコンシャンプーの違いはシリコンの有無ですが、成分表示のところに「シリコン」と記載されているわけではありません。
シリコン入りのシャンプーかどうかを見極めるには、以下の成分が入っているかどうかをチェックしましょう。

  • ジメチコン
  • ジビニルメチコン
  • ビニルジメチコン
  • ジメチコノール
  • アクリレーツ
  • メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ
  • トリメチルシロキシケイ酸
  • ビ―スイソブチルPRG-20

これらの成分が入っているものはすべてシリコン入りシャンプーと言われています。

シリコン入りとノンシリコンでは洗いあがりが違う

シリコン入りシャンプーとノンシリコンのもうひとつの大きな違いは「洗いあがり」です。シリコン入りシャンプーの場合は、洗いあがりは指通りがいいのが特徴です。一方で、ノンシリコンシャンプーは洗いあがりがさっぱりしています。

シリコン入りとノンシリコンどっちがいい?

「シリコン入りシャンプーは頭皮によくない」「ノンシリコンシャンプーは髪がきしむ」などと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

基本的に、シャンプーに配合されているシリコンが体に害を与えるということはありません。ただ、配合されている成分が肌に合わなかったり、洗い残した成分が残っているとかゆくなることがあります。しかし、それはノンシリコンシャンプーも同じです。

また、ノンシリコンシャンプーは髪質によってはパサついたりきしんだりする人もいます。一方で、人工成分が使われておらずオーガニック成分配合で髪や頭皮に優しいというメリットもあります。

このように、シリコン入りシャンプーとノンシリコンシャンプーには、ほかにも違いがたくさんあります。

そのため、シリコン入りシャンプーとノンシリコンシャンプーのどちらかを選ぶにはメリットとデメリットを知ったうえで、自分の髪質に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。

シリコン有りのメリットデメリット

シリコン入りシャンプーのメリット

使ったことがない人はいないというほどシリコン入りシャンプーは私たちの生活に浸透しています。では、どんなメリットがあってシリコンが配合されているのでしょうか。

髪の表面をコーティングする

そもそもシャンプーにシリコンが配合されるようになったのは、指通りをなめらかにするためです。そのため、洗っている途中に髪の毛が絡んでしまうことがありません。これは、シリコンが髪の毛のキューティクルをコーティングしているからです。また、シャンプーをしているときに髪の毛同士の摩擦を抑えて傷みにくくしてくれます。

ドライヤーの熱から髪の毛を守る

髪のキューティクルが剥がれていると、ドライヤーの熱が髪の内部にあたるのでダメージを受けやすくなります。シリコンでキューティクルをコーティングすることで、ドライヤーの熱から髪の毛を守り、さらに紫外線のダメージも軽減できます。

種類が豊富

ノンシリコンシャンプーも種類が増えてきましたが、まだシリコン入りシャンプーには及びません。シリコン入りシャンプーなら、育毛シャンプー、敏感肌向けシャンプー、アミノ酸シャンプー、薬用シャンプーと目的によって使い分けができます。美容成分が配合されていたり、お気に入りの香りのシャンプーを見つけやすいのが特徴です。

シリコン入りシャンプーのデメリット

シリコンは、目的や髪質によってはデメリットになることもあります。

ヘアケア成分が浸透しにくい

シリコンで髪のキューティクルを覆うため、ノンシリコンシャンプーを使ったときにヘアケア成分が浸透しにくくなると言われています。

また、ヘアカラーの成分もノンシリコンシャンプーを使っている人に比べると入り込みにくい場合があります。

髪のボリュームを出しにくい

毛量が少ない人や髪の毛が細い人は、ぺたんこになりがちです。
髪のボリュームを出したい場合は、ノンシリコンシャンプーのほうが向いています。

シリコンアレルギーの人は使えない

シリコンは、人体にほとんど悪影響を与えることはありませんが、まれにシリコンアレルギーを起こすことがあります。

シリコン入りシャンプーの種類を変えてもかゆみやひりつきがある人は、ノンシリコン入りシャンプーに変えてみましょう。

シリコンなしのメリットデメリット

ノンシリコンシャンプーのメリット

ノンシリコンシャンプーが注目されるようになったのは、自然派コスメやオーガニックコスメが注目されるようになったのと関係しています。人工成分を使っておらず、より頭皮に優しいシャンプーとしてノンシリコンシャンプーを選ぶ人が増えてきました。では、そのほかにどんなメリットがあるのでしょうか?

カラーリングやパーマが長持ちする

ノンシリコンシャンプーでは、シリコンが髪の毛をコーティングしないためカラーリング剤やパーマ剤が髪の内部までしっかりと浸透します。カラーやパーマをした後も、ノンシリコンを使ったほうが長持ちします。

髪の毛にボリュームが出る

ノンシリコンシャンプーの場合は、洗いあがりがさっぱりしていてボリュームが出やすいとされています。
シリコンが髪の毛に吸着していないぶん、髪の毛も軽くなるのでスタリングで動きのあるヘアスタイルを作りやすくなるのが特徴です。

ノンシリコンシャンプーのデメリット

人工成分のシリコンを使っておらず、頭皮に優しいと言われているノンシリコンシャンプーですが、デメリットを知らずに使ってしまうと失敗することがあります。

髪の毛がぱさついて広がる

通常のシャンプーを使ったあとに、髪の毛がまとまるのはシリコンの作用によるものです。
そのため、ノンシリコンシャンプーを使っても髪の毛はまとまらず、指通りもあまりよくありません。
シリコン入りと同じような洗いあがりは期待できないので要注意です。

髪の毛のダメージが進行する

髪の毛のキューティクルが開いた状態のままなので、髪の毛同士の摩擦によってダメージが進行する場合があります。
シャンプーをするときも髪の毛同士の摩擦が発生するので、ノンシリコンシャンプーを使う場合は摩擦が起きないように丁寧に洗い、乾かすときもタオルの摩擦に注意しましょう。

ドライヤーやヘアアイロンの熱でダメージを受けやすい

髪の毛はタンパク質でできているため、非常に熱に弱くなっています。
シリコン入りシャンプーを使っている場合は、髪の毛をシリコンがコーティングするため、ある程度のダメージを防いでくれますが、ノンシリコンシャンプーを使っている場合は髪の毛がむき出しの状態です。
毎日ヘアアイロンを使う人などは、髪の毛が直接ダメージを受けてしまいます。

どっちがどんな髪質の人にあっているのか

シリコン入りシャンプーとノンシリコンシャンプーとでは、仕上がりに大きな違いがあります。自分の髪質や仕上がりの違いによって、どちらが合っているかを見極めましょう。

シリコン入りシャンプーが合う髪質・タイプ

・枝毛・切れ毛が多い

・カラーリングやパーマのダメージが残っている

・紫外線の影響を受けやすい環境にいる(外でのスポーツ、屋外での仕事など)

・ヘアアイロンやコテをよく使う

・毛量が多く髪の毛が広がる

髪の毛のダメージが強い人は、髪の毛のキューティクルをコーティングしてくれるシリコン入りシャンプーがおすすめです。ノンシリコンを使ってみたい人は、まずはヘアダメージを回復させることに専念し、ダメージが少なくなってから切り替えましょう。

また、ヘアアイロンやコテを使ったスタイリングをする人や、紫外線の影響を受けやすい環境にいる人にも、シリコン入りシャンプーがおすすめです。
熱や紫外線でダメージを受けやすいので、髪の毛がむき出しの状態になってしまうノンシリコンシャンプーはおすすめしません。

ノンシリコンシャンプーが合う髪質・タイプ

・髪の毛が細い

・毛量が少ない

・ヘアアイロンを使わない

・カラーリングやパーマを長持ちさせたい

・髪本来の美しさを取り戻したい

髪の毛が細い人や毛量が少なく髪全体がぺちゃんこになるタイプの人には、ノンシリコンシャンプーがおすすめです。また、カラーリングやパーマをしている人はノンシリコンシャンプーに切り替えると長持ちさせることができます。

ただ、ダメージが強いときは逆効果になることもあるので注意しましょう。

また、最初はきしんだりパサついたりすることも多いですが、ノンシリコンシャンプーを使い続けていると、髪本来のツヤを取り戻すことができます。

時間をかけてでも髪本来の美しさを取り戻したいという人はノンシリコンシャンプーに切り替えてみましょう。

ヘアケアの基礎は、シャンプーから。

シリコン入りシャンプーが体に悪いということは決してありません。また、ノンシリコンシャンプーは頭皮に優しい反面、ノンシリコンシャンプーは、頭皮には優しいですが髪の毛のダメージが強い人が使うと、さらにダメージを強めてしまう可能性があるので要注意です。

このようにどちらがいいかは、髪質や髪の状態によって異なります。どちらのシャンプーにもメリット・デメリットがあるので、そのときの髪質に合わせたものを選ぶのがベストです。

サラツヤ髪を手に入れたいなら、どちらが良いかではなく「自分の髪質に合っているか」を重視して選んでくださいね!

 

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