「せっかくニキビが治ったのにニキビ跡が残ってしまった…」「もしかしてこのニキビ跡、一生消えないのではないだろうか…」
ニキビと同じように悩みの種となってしまうニキビ跡。実は、ニキビケア以上に大切なのがニキビ跡のスキンケアです。
適切なスキンケアをしないでいると、なかなか消えずにこの先もずっと悩まされる続ける可能性があります。
酷い場合はクレーターのように肌がボコボコになってしまうこともあるので、早めに改善しておきたいところです。
そこで今回は、自宅でできるニキビ跡のメンズ用スキンケア方法について解説します。まだ肌の新陳代謝がいい10代、20代の今こそニキビ跡を消すチャンスです!
しっかりとケアして、ニキビ跡のないきれいな美肌を目指しましょう。
ニキビ跡に悩んでいる男性は多い
20代男性の半数が悩むニキビ跡
男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」が、20代から30代の男性を対象に行ったスキンケアに関するアンケートによると、20代男性で最も多い悩みは「ニキビ(跡)」という結果になっています。
※【男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」調べ】
ニキビは、男女ともに10代後半~20代前半にできやすいですが、これは「思春期ニキビ」と呼ばれるもの。
ホルモンの分泌が急激に増えることでニキビができやすくなる、いわゆる「ホルモンのいたずら」です。
そのため、成長するに従ってホルモンの分泌量が落ち着いてきたら次第にニキビは減っていきます。
しかし、ニキビが治ってもニキビ跡だけが残ってしまうことも多いのです。
そのため、ニキビの跡を残さないようにケアするのが一番ですが、ニキビ跡ができてしまったとしても、適切なケアをすることでニキビ跡を消すことが可能です。
また、大人になってからできる「大人ニキビ」はニキビ自体も頑固で、間違ったケアがニキビ跡を作る原因にもなっています。
正しいメンズスキンケアの方法を知って、ニキビ跡に適切なケアをしていきましょう。
どこにニキビ跡ができる?
ニキビ跡ができやすい場所は「顔全体」です。
中でも
- 頬(ほほ)
- こめかみ
- フェイスライン
にニキビ跡ができやすくなっています。
頬にニキビ跡ができやすい理由
頬は、顔の中でも皮膚が薄い場所です。そのため、ニキビの炎症によって肌の奥まで傷つけて跡になりやすくなっています。
さらに、範囲の広い頬は、ニキビができると目立つ場所のため、気になるニキビをつぶしたり触り過ぎたりして炎症を悪化させて跡になってしまうことも。ニキビができきた時は、必要以上に触らないことが大切です。
こめかみ・フェイスラインにニキビ跡ができやすい理由
こめかみやフェイスラインにニキビ跡ができやすいのは男性の特徴です。それは、ひげ剃りやシェービングによって肌を傷つけているから。
ニキビができていても、毎日髭を剃らないというわけにはいきませんよね。
気を付けて髭を剃っていても、やはりニキビには悪影響です。
そのため、炎症が広がったりニキビ自体を傷つけたりして炎症が悪化し、ニキビ跡になってしまいます。
また、ひげ剃りなどで乾燥しやすくなっているのも、ニキビ跡になりやすい原因です。
ニキビ跡を残さないためにも、しっかりと化粧水で保湿を心がけましょう。
ニキビ跡の原因を簡単にまとめてみると?
ニキビ跡はこうやってできる
ニキビ跡ができる原因には3つあります。
- 肌細胞の破壊
- メラニン色素の沈着
- ヘモグロビン色素の沈着
特に、肌細胞が破壊されてしまうと皮膚が陥没するクレーター跡になってしまうので厄介です。
毛穴のつまりがニキビの原因の場合、炎症がひどくなって毛穴の奥まで細菌が入り込むことで、肌細胞が破壊されてしまいます。この状態を放置しておくと、そのまま皮膚が硬くなり、瘢痕と呼ばれるクレーターになってしまうのです。
また、膿んだニキビが改善されても、赤く炎症が残ったまま放置しておくのもよくありません。
紫外線の影響を受けて色素沈着を起こし、ニキビ跡として肌に定着する原因となっています。
2種類のニキビ跡
主にニキビ跡は「へこみ・陥没(クレーター)」と「色素沈着」の2種類に分けられます。
ニキビ跡の種類によって、メンズスキンケア方法や効果的な治療法が異なるので、適切な方法を選択しましょう。
へこみ・陥没(クレーター)
ニキビ跡が「へこみ・陥没(クレーター)」の状態になっている場合は、すでに肌の奥の真皮がダメージを受けている状態です。
そのため、肌のターンオーバーを促進させて、新しい皮膚を再生させる必要があります。
しかし、肌の状態としてはかなり悪化しているので、できるだけ早めに皮膚科で相談して治療を受けることが大切です。
クレーター状のニキビ跡になってしまっても諦める必要はありません。レーザー治療やピーリング治療などで、適した治療を受けることで改善が見込めます。
ただし、自己流のピーリングなどでケアする方法はおすすめしません。
さらに肌を傷つけ、そこから炎症を起こして悪化する可能性があるので、必ず専門家に相談しましょう。
自宅でケアする方法としては、化粧水での保湿ケアがおすすめ。肌のターンオーバーを促がし、肌を柔らかくすることができます。
乾燥を防いで、肌のごわつきを抑える作用もあるので、病院でのケアと一緒に保湿ケアは欠かさないようにしましょう。
色素沈着
色素沈着を起こしているニキビ跡は2種類あります。
- 赤みを帯びているニキビ跡
赤みを帯びている場合は、ヘモグロビンが色素沈着を起こしている状態です。炎症を起こしたときに、毛細血管が破壊されて皮膚の奥に沈着し、肌の上から透けて見えているのが原因です。
- 茶色のニキビ跡
アクネ菌が原因でニキビができた場合、肌は殺菌作用のある活性酸素を大量に作り出します。しかし、活性酸素はメラニンを作り出すメラノサイトも刺激するため、メラニン色素も大量に作ってしまうのが難点。
そのため、ニキビケアと同時に紫外線対策などを行っていないと、紫外線の影響を受けて茶色のニキビ跡になってしまいます。
いずれのタイプも、有効なメンズスキンケアは「美白効果」のある化粧水を使ってしっかりと保湿をすることです。
また、メラニン色素が沈着している茶色のニキビ跡には、メラニンに働きかける作用がある「ビタミンC誘導体」が入っている化粧水がおすすめ!
肌に沈着してしまった色素に働きかけると同時に、肌にたっぷりの潤いを与えて、肌のターンオーバーを促しましょう。
新しい肌に生まれ変わらせることで、ニキビ跡を改善していきます。
ニキビ跡ケアには化粧水がマスト!
ニキビができた後の肌は、肌細胞が傷ついて荒れている状態です。そこで大切なのが化粧水を使ってしっかりと保湿をすること。
ビタミンC誘導体や美白効果のある化粧水を使って、保湿したりコットンパックをすることで色素沈着を抑えることも可能。ニキビ跡をつくらない予防としても効果的です。
肌のターンオーバーを促して、新しい皮膚を再生させるためにも保湿はマスト!必ず化粧水を使って、しっかりと保湿するようにしましょう。
<コットンパックの方法>
1、大判のコットンに化粧水をたっぷりとしみ込ませて2枚に裂く。
2、裂いたものを、さらに裂いて4枚にする。
3、コットンの端をおさえて、コットンが肌に密着するように貼る。
4、両頬(ほほ)、鼻、おでこ、あご(フェイスライン)など、顔全体を覆う。
5、コットンが足りない場合は、同じ方法で追加する
★綺麗に顔に貼るコツ
こめかみや、鼻の下などの範囲が狭い部分は、コットンを半分に折って細長くすると綺麗に貼ることができます。
コットンパックをする時間の目安は5分程度です。
コットンが乾燥してしまうと、水分が蒸発するときに肌の水分を奪ってしまい、乾燥の原因になるので、必ず時間は守るようにしましょう。
剥がすときに、コットンの毛羽や繊維が肌に残っていると不衛生なので、コットンパック専用のコットンパフを使うのがおすすめです。
※注意点
紫外線の影響を大きく受けるため、ビタミンC誘導体を使ったパックは夜のみにしましょう。メイクのりをよくするために朝にパックをしたい場合は、ビタミンC誘導体の入っていない化粧水を使う必要があります。
<ティッシュパックの方法>
今日からでもすぐに実践できるティッシュを使った化粧水パックもおすすめです。
1、ティッシュを2枚かさねて、半分に折る。
2、さらに半分折り、さらに2回折る(全部に4回折る)
3、化粧水をたっぷりとしみこませる
4、破れないように、半分に折った状態まで開いていく(1の状態)
5、端を軽く引っ張って、ティッシュをピンと伸ばした状態で顔の下半分に貼る
6、口の部分と、鼻の部分を手で裂いて穴をあける
7、1~4のものをもうひとつ作って、顔の上半分に貼る
8、目の部分を手で裂いて穴をあける
★綺麗に顔に貼るコツ
1枚だと薄くて破れやすいため、2枚重ねがおすすめです。扱いにくい場合は3枚に増やしてみましょう。
コットンパックと同じように、肌にのせる時間の目安は5分程度です。普通のティッシュでも十分に対応できますが、「鼻セレブ」や「贅沢保湿」など肌に優しいティッシュでパックするのがおすすめ。
ティッシュとしては効果ですが、シートパックを購入するよりもはるかに経済的です。
ニキビ跡におすすめのメンズ化粧水7選
赤ニキビや白ニキビなどのニキビケアに対しては、抗炎症成分や殺菌成分が入っているものが効果的といわれていますが、ニキビ跡に有効な化粧水は「ビタミンC誘導体」や「美白成分」が配合されているものとわれています。
そのため、ニキビケアで使っていた化粧水をそのままニキビ跡のケアに使おうと思っても効果は期待できないことも。
「何の目的で化粧水を使うのか?」ということをしっかりと把握して、ニキビ跡に最適な化粧水をメンズスキンケアに取り入れましょう。
※注意点
ビタミンC誘導体は、紫外線の影響を受けやすいため日光を避ける必要があります。
ビタミンC化粧水を使う場合は、夜のメンズスキンケアに取り入れ、朝の使用は控えることが大切です。
SIBODY VCローション 150ml

ビーグレン QuSomeローション 120ml

↓廃版に近い?各サイトなし
ピカイチ リプスキンローション
ピカイチの「リプスキンローション」には、ニキビの赤みに働きかける「グリチルリン酸ジカリウムと、メラニンの生成を抑える美白成分「プラセンタエキス」が配合されています。さらに、ナノサイズまで小さくした美容成分も配合されており、しっかりと肌に潤いを与えてくれるのが特徴です。

NOKO ビタミンC誘導体10%ローション
10%濃度のリン酸型ビタミンC誘導体が配合されている化粧水です。肌のキメを整えて、肌にハリを与える作用があります。とろりとしたテクスチャーで、使い心地は若干べたつきがあります。乾燥が強めの人におすすめのタイプです。また、顔だけではなくお尻や胸元ニキビなどにも使えます。

石澤研究所 透明白肌 ホワイトローション
「透明白肌 ホワイトローション」は、プチプラながらもビタミンC誘導体が入っている優れものです。しかも「即効型」のビタミンC誘導体が配合なので、より早く肌に浸透するのが特徴。美白成分も配合されているので、色素沈着タイプのニキビ跡におすすめです。

↓廃版に近い?Amazonなし
オルナオーガニック 化粧水
オルナオーガニックは、オーガニック成分にこだわっているスキンケアブランドです。化粧水には、4種類のビタミンC誘導体が配合されており、さらにコラーゲン3種類、ヒアルロン酸4種類と、美白成分も配合されています。さらに、合成香料、合成着色料、エタノール、パラペン、シリコンなどを使っていないため、敏感肌の人でも使える優しい化粧水です。


憎きニキビ跡は、日々の積み重ねで退治!
ニキビ跡のケアで大切なのは「ニキビ跡ができないように注意すること」「ニキビ跡ができたら1日でも早くケアを始めること」の2つ。
そのためニキビ跡に悩んでいるなら、いかに早くケアを始めるかどうかが美肌になれるかどうかの分かれ道です。ニキビ跡には「ビタミンC誘導体」配合の化粧水で、メラニン色素を抑制させることが欠かせません。
ニキビ跡を撲滅させるためには、1日でも早く効果的な化粧水を使ったメンズスキンケアに切り替えましょう!