『イエベ・ブルベって何?』『自分の肌カラーを調べたいけど、どうすれば分かる?』
美容に敏感な男性なら、「イエベ」「ブルベ」という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。
『肌カラー』を表す言葉で、自分がイエベ・ブルベのどちらなのかが分かれば、コスメ選びからファッションまで、幅広く活用できます。
自分がどちらのタイプに当てはまるのかを知らない人はかなり損しているかも!
今回は、自分でできるイエベ・ブルベのカラー診断方法から、肌カラーの特徴、タイプ別に似合うカラーまでをご紹介致します。ぜひ、自分の肌カラーが分かればコスメ選びやファッションがもっと楽しくなりますよ。
よく聞くけれど実際よくわかっていない
雑誌や美容サイトで「イエベ肌の人は~」「ブルベ肌の人は~」と書かれているのを見たことがある人もいるでしょう。
一見、同じように見える肌色ですが、肌の下に通っている血管(静脈や動脈)や、カロチン、メラニン色素の量によって、肌色のタイプ決まっていると言われています。
これは『アンダートーン』と呼ばれ、肌色のベースカラーになるものです。
『イエベ(イエローベース)』と『ブルベ(ブルーベース)』は、この肌色のベースカラーを表しており、簡単に説明すると、黄みがかった肌のタイプが「イエベ」、青みがかった肌のタイプが「ブルベ」と言われています。
パーソナルカラーって何?
イエベやブルベと同じような使われ方をしているもに「パーソナルカラー」があります。パーソナルカラーとは、その人に似合う色のことです。
人によって肌カラーや瞳の色、髪の毛の色は違いますが、それによって似合う色も違ってきます。
肌カラーの場合は、「イエベ」と「ブルベ」の2つのタイプに分かれていますが、パーソナルカラーの場合は肌カラーを軸に「スプリング(春)」「サマー(夏)」「オータム(秋)」「ウィンター(冬)」と4つのタイプに分かれているのが特徴です。
イエベ・ブルベを知る3つのメリット
1、ファンデーション選びで失敗しない
ファンデーションといっても「オークル」「ナチュラル」「ベージュ」と分かれていて、どれがいいのか悩みますよね。
また、分かりやすく「イエロー系」「ピンク系」と表示されているものもありますが、この場合もどちらがいいのか分からないという男性は多いはずです。
そのため、ファンデーションの「濃さ」で選んでいる人がいるかもしれません。しかし、実はファンデーションのカラーは「明るさ」と「色み」で決められており、イエベ肌とブルベ肌の人では似合うカラーが違ってきます。
つまり、自分の肌カラーが分かっていれば、自分に似合うファンデーションを選ぶことができるということです。
特に、実際に肌につけて選ぶことができないネットショッピングでは、自分の肌カラーを知っていて選ぶのと、知らないで選ぶのとでは失敗する確率がグンと減りますよ。
2、チークやリップなどにも活用できる
イエベとブルベは、肌のベースカラーを表すものですが、チークやリップを選ぶときにも活用できます。同じピンクでも、青みピンク、赤みが強いピンク、コーラルピンクと色味はさまざま。
種類によって、全く違った印象を与えますが、今までは自分の好みのカラーを選んでいるという人も多いかも。自分の肌カラーが分かれば、今度からは自分に似合うカラーを選択できるようになります。
自分に似合うカラーを選べるようになれば、「肌がきれいにみえる」「透明感が出る」「垢ぬけてみえる」など、いいことづくしです。
3、メイクやおしゃれが上手になる
好きな色やトレンドカラーを取り入れようと思っても、「似合ってない…?」と感じることってありますよね。実際、「好きな色」=「似合う色」とは限りません。
「じゃあ、好きな色が似合わない色の場合は使えないってこと?」というと、そういうことでもないのです。
たとえば、同じブルーでも、ネイビー、スカイブルー、サックスブルー、ピコーックブルーというようにさまざまな色味がありますが、その中から自分に似合うカラーを選ぶことが重要。
肌カラーが分かれば、ファンデーションやコスメ選び以外にも、ヘアカラーやファッションなどにも応用できます。
自分に似合うカラー攻略して、おしゃれ男子を目指しましょう。
イエベとは
イエベとは、「イエローベース」の略で、肌色の黄みが強いタイプを指しており、日本人やアジア人に多いタイプです。
◆イエベ肌の特徴
- 日焼けしやすい
- 瞳の色が明るい茶色、またはこげ茶色
- 白目の黄みが強い
- 顔に赤みが少ない
- 髪の色が黒または黄みがかったブラウン
- ゴールド系のアクセサリーが似合う
また、イエベ肌の人は、パーソナルカラーで分けると「スプリング(春)」と「オータム(秋)」に当てはまることが多いと言われています。
『スプリング』タイプの人は、イエベ肌の中でも肌が薄く、そばかすができやすいのが特徴です。また、くすみが少なく明るいブラウンがかった髪色なのも特徴のひとつになります。
『オータム』タイプの特徴は、小麦色に日焼けしやすく、マットな肌質な人が多く、落ち着いた印象をもたれることが多いようです。
イエベ肌の人に似合うファンデーションカラー
イエベ肌の人に似合うのは「イエロー系」と呼ばれる「オークル~ベージュ系」のファンデーションです。ピンク系のファンデーションを使うと、肌色に合わずに白く浮いて見えてしまうことがあるので注意が必要。
肌の透明感をアップしたいときは、ファンデーションのトーンをあげるのではなく、ベースとなる下地でトーンをアップさせるのがポイントです。
黄みが強い人は、ライトブルーやラベンダー系の下地を選ぶのがおすすめ。
パール入りのものを選べは、艶感もアップしますよ。
イエベ肌の人に似合うファッションカラー
<スプリングタイプ>
スプリングタイプの人には明るい色が似合います。また、基本的にイエローベースの色は得意で、暖色系の色も似合うのが特徴です。
- 白:アイボリー
- ベージュ:ミルクベージュ
- 茶色:ゴールデンブラウン、キャメル
- グレー:ウォームグレー
- ネイビー:明るいネイビー
- 赤:オレンジレッド
- ピンク:コーラルピンク、ピーチピンク
- 黄色:クリーム色、ブライトイエロー
- オレンジ:明るいオレンジ
- 緑:イエローグリーン、若草色
- 青:ターコイズブルー、アクアブルー
- 紫:スミレ色
逆に、ブルーベースの色や暗い寒色系の色はあまりしっくりこない可能性が。ヘアカラーなら、ライトブラウンやミディアムブラウンなど、明るい髪色がおすすめです。
<オータムタイプ>
オータムタイプの人も、基本的はイエローベースの色を得意としていますが、暗い色や濃い色などの暖色系が似合います。
- 白:キナリ色、オイスターホワイト、アンティークホワイト
- ベージュ:くすんだベージュ
- 茶色:濃いキャメル、コーヒーブラウン、マホガニー、ダークチョコレートブラウン
- グレー:オリーブグレー、ニュアンスグレー
- ネイビー:グリーンネイビー
- 赤:レンガ色、オレンジレッド
- オレンジ:ゴールデンオレンジ
- ピンク:サーモンピンク
- 黄色:マスタードイエロー、イエローゴールド、ゴールド
- 緑:オリーブグリーン、モスグリーン、フォレストグリーン
- 青:ターコイズブルー、ティールブルー
- 紫:ディープバイオレット
逆に似合わない色は、鮮やかすぎる色やブルーベースの明るい色や淡い色です。ヘアカラーなら、ダークブラウンやオリーブブラウンなどの落ち着いたブラウンが似合います。オレンジ系のブラウンやハニーブラウンもおすすめです。
ブルベとは
ブルベとは、「ブルーベース」の略で、肌色の青みが強く白い、またはピンクがかった色をしているタイプです。ヨーロッパ系の人に多く、色白のタイプに当てはまります。
ブルベ肌の特徴
- 日焼けしにくく、焼けても赤くなるだけで元に戻る
- 瞳の色が黒、または濃い茶色
- 白目の部分が透き通った白
- 顔の赤みがつよい、または赤みが出やすい
- 髪の色が濃い黒色
- シルバー系のアクセサリーが似合う
また、ブルベ肌の人は、パーソナルカラーで分けると「サマー(夏)」と「ウィンター(冬)」に当てはまります。
『サマー』タイプの特徴は、血色のいいピンク系の肌色をしており、柔らかい印象があり、上品で優しく見えるのも特徴です。
『ウィンター』タイプの人は、黒と白のコントラストがはっきりしていて、眉や髪の色が強い黒色をしています。また、肌色が透き通った透明感があるのも特徴です。
ブルベ肌に似合うファンデーションカラー
ブルベ肌の人に似合うのは「ピンク系」や「ナチュラル系」です。「ピンクベージュ」や「ピンクオークル」などを試してみましょう。
ただ、濃いベージュを選んでしまうと、肌のトーンが暗くなり、老けた印象を与えてしまう可能性があるので注意が必要です。
下地を選ぶときも、イエローベースのものを使ってしまうと顔色が悪くみえてしまいます。血色をよく見せたいのであれば、グリーン系やピンク系のものがおすすめです。
ブルベ肌の人に似合うファッションカラー
<サマータイプ>
サマータイプの人に似合う色は、パステルカラーです。そのほか、優しい色味や涼しげな色味が似合います。
- 白:オフホワイト
- ベージュ:ローズベージュ、スモーキーベージュ
- 茶色:ローズブラウン、ココア
- グレー:スモーキーグレー、ブルーグレー
- ネイビー:ネイビー、グレイドネイビー
- 赤:ローズレッド、バーガンディ、ラズベリー
- ピンク:ローズピンク、モーブピンク、パウダーピンク、ソフトフューシャ
- 黄色:レモンイエロー
- 緑:ミントグリーン、ブルーグリーン
- 青:スカイブルー、パウダーブルー、グレイブルー
- 紫:ラベンダー、プラム
逆に、オレンジなどの黄みが強いイエローベースの色や、濃くて鮮やかな色はあまりしっくりこないかも。ヘアカラーは、アッシュブラウンやローズブラウンなどアッシュ系やピンク系の色が似合います。
<ウィンタータイプ>
ウィンタータイプの人に似合う色は、鮮やかな原色やシャーベット系の淡い色です。
- 濃い黒
- 白:ピュアホワイト
- ベージュ:トープ、グレージュ
- 茶色:ビターチョコレート
- グレー:ライトグレー、チャコールグレー、ニュートラルグレー
- ネイビー:ダークネイビー、ミッドナイトブルー
- 赤:ブルーレッド、ワインレッド、トゥルーレッド
- ピンク:マゼンダ、フューシャ、ショッキングピンク
- 黄色:レモンイエロー
- 緑:エメラルドグリーン、トゥルーグリーン、パイングリーン
- 青:ロイヤルブルー、ターコイズブルー、チャイニーズブルー
- 紫:ロイヤルパープル、アイシーパープル
逆に、イエローベースの色や地味な色味のものはあまり似合いません。ヘアカラーは、黒のほか、青みの強い黒系が似合います。ブラウン系ならダークブランがおすすめです。
自分でできる簡単判断の方法
自分の肌が「イエベ」なのか「ブルベ」なのかを知っておくと、おしゃれの幅が広がります。自分の肌がどちらのタイプか分からない人は、さっそくチェックしてみましょう。
6つの質問で肌カラー診断してみよう
AとBのどちらに当てはまるかチェックしてみましょう。
Q1、肌の色は?
A、ピンクがかっている
B、黄みがかっている
Q2、瞳の色?
A、黒、またはこげ茶・濃い茶色
B、茶色、薄い茶色
Q3、白目の色は?
A、すっきりとした白
B、クリーム色
Q4、地毛の色は?
A、濃い黒
B、茶色がかっている
Q5、手首の内側の血管の色は?
A、青みがかっている
B、緑がかっている
Q6、日焼けしたあとは?
A、赤くなって元に戻る
B、赤くならずにすぐ焼ける
Aが多かった人は「ブルベ肌」タイプ、Bが多かった人は「イエベ肌」タイプに近いといえます。
アプリを使って肌カラー診断する
パーソナルカラーのセルフチェックでは、いくつかの質問に答えるだけで肌カラーが診断できるというものがありますが、どうせならより正確な診断結果を知りたいですよね。
そこでおすすめなのが、実際に自分の肌の写真から肌カラー診断をしてくれる『ORBIS(オルビス)』のアプリ。
基礎化粧品で有名な『ORBIS(オルビス)』のアプリには、パーソナルカラーを診断できるメニューがあります。
アプリをダウンロード後、会員登録する必要がありますが、登録料は無料です。
<使い方>
- 無料登録する
- トップページ画面から「パーソナル分析」を選ぶ
- いくつかの質問(カウンセリング)に答える
- 写真撮影
- AI分析によるパーソナルカラー診断
イエベ肌・ブルベ肌・パーソナルカラーが分かるだけではなく、フェイスタイプ(顔の形)別に細かい分析結果がでるのが特徴です。さらに、一番似合うカラーだけではなく、二番目に似合うカラーも教えてくれるので、より選択肢の幅が広がります。
女性向けのサイトですが、肌カラー診断だけでもしてみる価値はありますよ。
コスメカウンターでチェックしてもらう!
自分でしてもよく分からないという人は、コスメカウンターでチェックしてもらう方法もあります。
百貨店や大型デパートのコスメカウンターで無料でチェックしてもらうことができるので、ファンデーションを買い替えるときなどに調べてもらうといいでしょう。
イエベブルベはあくまで参考に♩
ファンデーションやコスメ選びで一番大切なのは、自分に似合うカラーを選ぶということです。
そのためには、まず自分が「イエベ肌」なのか「ブルベ肌」なのかをカラー診断して知っておくことが大切!
さらに、パーソナルカラーまでチェックすれば、自分に似合う色が分かり、今までとは違ったおしゃれを楽しむことができるはずです。
ぜひ、肌カラー診断で、似合う色をチェックしてみてくださいね。