コスメやスキンケアに関心のあるメンズは増えてきているにもかかわらず、化粧品の品質保持にこだわる人はそれほど多くありません。
さらにこれから夏になることを考えると、常温で化粧品を保管することは決してベストな方法ではないことは明確です。
そこでおすすめなのが「コスメ専用冷蔵庫」。美容大国の韓国や欧米ではすでに化粧品を専用冷蔵庫で保管することはすでに一般的です。
最近、日本にも上陸し、SNSなどでも話題に。コスメ専用冷蔵庫とはいったいどんな製品なのか、徹底解説していきましょう。
海外で話題の「コスメ専用冷蔵庫」が日本上陸!
インスタグラムで「#skincarefridge」「#cosmeticfridge」と検索すると、1万件以上の投稿が出てきます。skincarefridge、cosmeticfridgeとは、海外ではすでに当たり前になりつつある「コスメ専用冷蔵庫」のこと。
投稿をのぞいてみると、
- パステルカラーにピンクなど、食品用冷蔵庫には見られないカラーリング
- 小型で丸みを帯びたフォルム
- コスメやスキンケア用品がぴったりおさまる収納性
など、コスメ専用の冷蔵庫ならではの特徴がみてとれます。
日本ではまだなじみは薄いですが、2020年の3月3日にAFUストアからついに日本生まれのコスメ専用冷蔵庫が誕生しました。その名もPINKTOP。
こちらの製品はクラウドファンディングでの先行販売が終了し、一般発売が待たれる製品です。クラウドファンディングの達成率がなんと1655%ということからも、世間の関心の高さがわかります。
コスメ専用冷蔵庫には、冷温機や小型冷蔵庫にはない利点が満載です。PINKTOPは、以下の点が魅力的。
- 大容量の13L
- 温度設定が10-15度まで行えて、夜間は温度を高めに設定すれば稼働音が静かになる
- ドレン水排水なし
- 庫内ライトつき
などなど、コスメに特化しているだけのことはあるメリットがいっぱいなのです。
日本の気候でコスメを劣化させずに保管するのは至難の業
日本の四季はすばらしいですが、真夏と真冬では30度以上の気温差が生じます。夏は暑く冬は寒い気候の日本の家屋で、常温でコスメを保管することはとても危険です。化粧品が劣化する危険性が高いからです。
夏の高温で化粧品が受ける影響は以下の通り。
- 固形物の形状がとける
- 香りが飛んだり変化したりする
- 変色する
- 成分が劣化し、期待する効果が得にくくなる
化粧品の注意書きには「高温多湿を避け常温で保管してください」との文言が書かれています。ところが、日本の夏の常温はまさに「高温多湿」そのもの。
一方、冬は低温による以下の現象が危惧されます。
- 液体の結晶化
- 油分の分離
夏と冬に起こるどの現象をとっても、化粧品の品質を落としてしまいます。
知ってる? コスメ保管に最適な温度とは
「コスメ専用ではないけれど、冷蔵庫に入れているから大丈夫」
と安心している人もいるかもしれません。
ですが、先ほどお伝えしたように、コスメの保管は温度が低すぎるのもNGなのです。
化粧品を保管するのに最適な温度は10度前後。かたや、食品用冷蔵庫は食品を長持ちさせるために、だいたい4度前後に保たれています。
つまり、一般的な冷蔵庫内の温度は、化粧品の保管に適した温度より5、6度も低い温度なのです。
ですから、食品用の普通の冷蔵庫は化粧品の保管には不向きということになります。
冷温機で代用可能
コスメ専用冷蔵庫はまだ日本では一般的ではありませんが、冷温機でも代用できます。
冷温機とは、夏は保冷、冬は保温と2通りの使い方ができる家電です。ドリンクを冷やしたり、おしぼりを温めたりするのに使われます。
保冷か保温の切り替えだけのものから、マイナス2度から50度までなど細かい温度調節ができるものまであります。コスメ専用として使うのなら、化粧品の保管に最適な10度前後に設定できるものを選ぶといいでしょう。
ペルチェ冷却方式という一般的な冷蔵庫とは異なる冷却方式のため、運転音は静か。寝室に置いても気になりません。
気になる価格は、5,000円以下の価格の比較的リーズナブルなものもあれば、数万円するものも。入れるコスメの量が少ないのなら、容量の小さいものがコスパの面でもおすすめです。
メンズもいち早く取り入れるのが吉
コスメやスキンケアの効果、機能をしっかり発揮させるためにも、自分へのご褒美で買うのもいいかも。
女子ウケばっちり、話題性ばつぐん、コスメやスキンケアの持ちもよくなるなどいいこと尽くしのコスメ専用冷蔵庫、おすすめです。
化粧品が長持ちすれば、お財布も助かりますよ。