一昔前までは男らしさの象徴とされていたひげ。
まだかっこよくワイルドに生やすならアリですが、剃った後が青々とした青髭となると印象はもう最悪。
「うわ、男性ホルモン強そう」「暑苦しそう」「不潔…」など女子ウケはイマイチ。
毎日、丁寧に髭剃りをしているのにどうしても剃った後が青々としてしまう、そんな青髭にお悩みのメンズに、今回は青髭の原因と効果的な対策方法をご紹介します。
目次
青髭の原因は?
皮膚が薄い
一般的に、青髭に悩む男性は色白の方が多いです。同じように生えていても、肌が濃い色の方より、色白の方のほうが目立ってしまうのはなぜでしょうか?
それは顔の皮膚が薄いことが原因。
髭は皮膚の約4〜5mmの深さにある毛根から生えています。
髭剃りをしても、表に出てきている分を削ることはできますが、肌内部の分まで完全に剃ることはできません。
それが透けてみえてしまい、青く見え、青髭になってしまうのです。
男性ホルモンの過剰分泌
皮膚の薄さのほかにも、男性ホルモンも大きく関係しています。
髭に関係しているテストステロンという男性ホルモンが過剰分泌されると5αリダクターゼという酵素と結びついてジヒドロテストステロンに変化します。
このジヒドロテストステロンが体毛を濃くするはたらきがあるため、青髭がどんどん濃くくっきり見えるようになってしまうのです。
男性ホルモンの過剰分泌は、ストレスや食生活の乱れ、食生活の乱れが大きく影響しているため、普段の生活の見直しが必要です。
間違ったお手入れ
肌に無駄に負担のかける髭剃りも、ひげが太く濃くなる原因の一つです。
青髭は、次にご紹介するような普段から何気なく行っている習慣によって悪化していることも多いので、ご注意を。
- ずっと同じ刃を使う
- シェービング剤を使わない
- 逆ぞり
- ひげを抜く
肌が傷つくと防御作用としてお肌を守ろうひげも濃くなります。
ずっと同じ刃を使うとキレが悪くなり、肌を傷つけやすくなりますし、シェービング剤を使わないのも肌への負担が重くなります。
また逆ぞりは、ひげと一緒に肌まで削ってしまうおそれが。
さらにひげを抜くと毛穴付近の細胞なども傷付き、抜く前よりも太くて濃いひげが生えてきてしまいます。
これらは髭を剃る際にやってしまいがちなことばかりですので気を付けましょう。
髭剃りの際、お肌への負担を少しでも軽減する前に、
・髭剃りの前に顔を温め水分を与えておく
・シェービングクリームを使う
・T字カミソリは2週間に1回、電気シェーバーは1年に1回は刃を変える
・使う前のカミソリは濡らして温めておく
・ひげの流れに沿って剃る
・髭剃りのあとはしっかりとスキンケアを行い保湿する
ようにしましょう。
肌への負担が減れば、生えてくるひげも徐々に落ち着いていくはずです。
効果的な対策方法5つ
そんな青髭の対策方法として効果的な方法を、お金がかからない順からご紹介します。
1.日焼けをする
肌から透けて見える毛根部分から肌表面までの髭を目立たなくするために、適度な日焼けをして見えにくくするという方法があります。
この対策方法をとるときに気をつけたいのが、日焼けの仕方です。
日焼け自体は肌にはマイナスなので、できるだけ紫外線による肌へのダメージを軽減する方法で行うのがポイントです。
程よく日焼けするために、SPFの値が10~20の日焼け止めクリームを塗り、自然光で日焼けをしましょう。
スキンケアも毎日行い、しっかり保湿し肌をクールダウン・保湿することも不可欠。
適度な日焼けは青髭を目立たなくさせるだけでなく、顔も引き締まって見え、健康的・清潔感のある印象を与えられるようになるので一石二鳥ですよ。
2.メンズコンシーラーやファンデーションで隠す
手早く簡単に青髭を目立たなくさせたいなら、メンズコンシーラーやファンデーションを使う方法がおすすめです。
身だしなみに気を遣う男性が増え、コンシーラーやファンデーションもドラッグストアで数百円~で購入することができます。
自分の肌に合った色を選び、青髭が気になる口回りなどにさっとなじませるだけで印象をガラっとかえることができるスグレモノです。
しかし、根本的な対策ではなく、あくまで対症療法的なものです。
根本的に解決したいなら、次の方法をお試しください。
3.抑毛ローションを使う
女性もよく使っている抑毛ローションも青髭対策としておすすめの方法です。
抑毛ローションとは、イソフラボンやパパイン酵素などを配合した毛の成長を抑制するはたらきのあるローションです。
青髭のような濃くて太い毛には、タンパク質分解酵素が入っているものがおすすめ。
すぐに目に見えて効果が現れるわけではありませんが、上記の方法と併用して使い続けると次第にひげの伸びも濃さも穏やかになり、目立たなくなっていきます。
4.家庭用脱毛器を使う
メンズサロンやメンズクリニックに通うのは恥ずかしい、時間がない、料金が高いのは困るという方には、少しお値段は張りますが、家庭用脱毛器を使うという方法もあります。
家庭用脱毛器とはその名の通り、自宅で自分で脱毛できる脱毛器です。
安いもので4万円、高いもので7・8万円~ですが、サロン等に通うよりはトータルで見ると経済的ですし、青髭以外の部分にも使えるなどのメリットがあります。
5.メンズ脱毛を行う
費用は掛かりますが、青尾髭対策に確実性を重視するなら、クリニックやサロンのメンズ脱毛という方法が良いでしょう。
クリニックでは医療行為となりレーザーでの脱毛が、サロンでは光や美容電気の脱毛が受けられます。
プロにお任せするので、変化の実感力は一番。
しかし、費用は、個人差もありますが、5万円~30万円ほどかかるようです。
番外編:ひげを生やす
髭を隠す・抜くという方法ではなく、思い切って髭を生やしてしまうという方法もあります。
ただ、ひげというのは無精ではなくおしゃれに見せるようにカットするのが難しく、また毎日整えるのも難しいなど扱いがやっかい。
若い男性の場合、「生意気」と思われてしまうことも多いので、青髭対策としてひげを生やすというのは何をやってもどうしようもなかった時まで取っておいたほうが良いかもしれません。
まとめ
女性から敬遠されるだけでなく、日常生活でも印象を悪くしてしまう厄介な青髭。
それだけでなく、青髭があることでコンプレックスを感じ、自分に自信が持てなくなってしまうことが一番のネックといえるでしょう。
そんな青髭は「男だから仕方がない」と諦めなくても大丈夫です。
青髭対策としてさまざまな方法がありますよ。
ただ、ひげは毎日生えてくるものですので、自分が一番手間や負担がかからないベストな方法を見つけましょう。
青髭問題が片付けば、自分に自信がついて毎日がもっと楽しくなります。ぜひ、参考にしてくださいね。