「なんか最近シャツが臭い・・・」
「隣の席の同僚からイヤなニオイがする。もしかして自分も・・・」
ワキ汗や加齢臭、頭のニオイや口臭など体臭はメンズを困らせる大きな問題ですよね。今回はメンズの体臭について原因や対策法などを詳しくご紹介。自分は大丈夫!と思わずに最後までチェックしてみてくださいね。
目次
体臭の原因物質は3つ
まず最初に体臭の原因となる物質について考えてみましょう。
メンズ特有のイヤ~なニオイの原因となる物質は主に3つ。
・汗
・皮脂
・細菌
「汗」「皮脂」「細菌」はそれぞれ単独では強いニオイを発しませんが、混ざり合うことでニオイの物質が発生し、イヤ~なニオイになってしまうのです。
生活習慣が原因の体臭って?
「汗」「皮脂」「細菌」という物質が原因となる体臭以外にも、日常の生活習慣が原因で発生する体臭も存在します。
生活習慣が原因の体臭は全身から臭うだけでなく、口臭としても発生するのでビジネスやプライベートの場面でも困りもの。
会話中や電車の中などで鼻を押さえられたりするとショックですよね。
その体臭は食生活や飲酒・喫煙の習慣などの日常の生活習慣が原因の可能性があります。
気になるメンズの四大体臭!
メンズのイヤなニオイとはいっても、原因が数種類に分かれるようにニオイにもいろいろなタイプがあります。
ここでは、
・ワキ汗のニオイ
・頭皮のニオイ
・全身から臭う加齢臭
・体内のニオイ
この4つに分けて、ニオイの特徴や原因を探っていきます。
ワキ汗のニオイ
10代~20代半ばの思春期から青年期にかけての比較的若い世代のメンズを悩ませることが多いワキ汗のニオイ。
新陳代謝が活発で汗をかきやすい10代~20代半ばに発生しやすいワキ汗のニオイは、ワキにあるアポクリン汗腺から分泌される「アポクリン汗」が原因。
アポクリン汗と皮脂だけでは悪臭は生まれませんが、そこに細菌が混ざり合うことでお酢のような酸っぱいニオイやツンと鼻につくようなニオイが発生してしまいます。
頭皮のニオイ
アラサー世代から上の年齢層のメンズに多い頭のニオイはとくに後頭部や頭のてっぺん、耳の裏などを中心に発生し、「ミドル脂臭」とも呼ばれます。
年代が上がるにつれ新陳代謝が落ち、汗をかきやすい部位がワキから後頭部、首の後ろへと変化するため、ニオイの発生個所が頭部中心に移ります。
ワキのアポクリン汗腺とは違って、後頭部や首の後ろにあるのはエクリン汗腺ですが、このエクリン汗腺から分泌される「エクリン汗」が細菌によって「ジアセチル」という不快なニオイ成分に変化。
ジアセチルはさらに皮脂の臭いと混ざり合い、これが皮脂にこびりつく油っぽいミドル脂臭へと変貌をとげてしまうのです。
全身から臭う加齢臭
一般的にもよく耳にする加齢臭は、枯草や古い本、ロウソク、チーズのようなニオイと表現される、50代以降に本格的に発生する体臭です。
加齢臭の直接的な原因物質は「ノネナール」ですが、ノネナールは、皮脂に含まれる物質の一つである「パルミトレイン酸」が酸化されることによって変化した成分のことです。
このパルミトレイン酸という物質が加齢臭のキモ。実は、パルミトレイン酸は年齢を重ねるごとに徐々に増加する物質なのです。
そのため、加齢とともに枯草やロウのようなニオイが発生するようになります。
体内のニオイ
体内からにおってくる悪臭の原因は主に食事面の問題や運動不足、病気などが考えられます。
ドブのようなニオイや腐敗臭などの強烈なニオイがすることもあり、病気の場合は病院で適切な治療をおこなう必要があります。
ニオイ別おすすめ対策法
それでは、それぞれのニオイの特徴や原因がわかったところで、気になる対策方法をご紹介!
ワキ汗のニオイ対策
すでにご説明したとおりワキ汗のニオイの原因は「汗」「皮脂」「細菌」でしたね。
つまり、ワキ汗のニオイをケアするには
・汗を抑えること
・殺菌すること
この2つが重要になります。
そのため、デオドラント剤(制汗剤)を汗をかく前に使ったり、汗ふきシートなどでこまめにワキや首の汗をふいたりしてあげる対策が有効です。
デオドラント剤はスプレータイプのものよりも、肌に直接塗ることのできるロールタイプやスティックタイプがおすすめ。
また、デオドラント剤は汗をかく前に汗予防として使用するのがもっとも効果的ですよ!
頭皮のニオイ対策
頭皮にこびりついたミドル脂臭をケアするには
・正しいシャンプーを選ぶ
・正しい方法で頭を洗う
この2つが重要です。
【正しいシャンプーとは】
・ニオイを抑制する成分が配合されている
・適切な洗浄力を持っている
頭皮のニオイケアにはこの2点を満たすシャンプーが適切です。
ミドル脂臭のニオイを抑制する成分とは「フラボノイド」や「カテキン」など消臭効果のある成分のこと。
フラボノイドは、カンゾウ、ケイヒ、ビルベリー、ユキノシタなどに含まれ、カテキンは緑茶などに含まれる成分です。
さらに、市販のシャンプーのように洗浄力が強すぎると皮脂の過剰分泌にもつながるため、アミノ酸系シャンプーなどの適切な洗浄力を持ったシャンプーを選ぶのも重要です。
【シャンプーの正しい方法】
1.髪を洗う前にブラッシングする
2.お湯だけで頭皮の汚れを丁寧に落とす
3.しっかりとシャンプーを泡立てる
4.指腹でマッサージするように洗う
5.襟足やもみあげなどの細かい部分もしっかりと洗う
6.すすぎ残しがないようにしっかりと流す
抜け毛を心配してさっと洗髪をすませてしまうのはNG。
地肌からしっかり洗うことでニオイの軽減につながります。
加齢臭対策
すでに述べたように、加齢臭はパルミトレイン酸という皮脂成分の酸化によって発生するニオイです。
そのため、
・消臭効果のあるボディソープを使う
・汗ふきシートでこまめに皮脂をふき取る
・加齢臭対策の洗濯洗剤を使う
・消臭スプレーを使う
このような対策が加齢臭には効果的です。
消臭効果のある成分としては、緑茶エキス、柿タンニン、薬用炭などが挙げられます。
また、ほかのニオイと比べて加齢臭は衣類などに蓄積しやすいため、加齢臭に効果のある洗濯洗剤を使用したり、消臭スプレーを使用したりするのも非常に有効な対策方法です。
体内のニオイ対策
口臭をはじめ、身体の中からにおってくるタイプのこのニオイは食生活を改善したり、入浴回数を増やすことで改善が見込まれます。
次の項目でご紹介する日常生活の習慣を見直し、体臭を改善していきましょう。
日常生活を見直して体臭を改善!
ここまでご紹介してきたような体臭予防アイテムを使うことももちろん体臭対策にはなりますが、日常生活の習慣を見直して体臭を改善するのも一つの手です。
アルコールやタバコを控える
アルコールの摂取量が多い人や喫煙者は体臭もきつくなちがちです。
体内に吸収されたアルコールは分解されると刺激臭を生じる物質に変化し、この物質が皮膚から放出されることでイヤな体臭となってしまいます。
また、タバコは加齢臭の原因でもある「ノネナール」を発生させるため、体臭が気になるメンズは控えた方が無難でしょう。
食生活を見直す
体臭がもっともきつくなりやすい食事は動物性のタンパク質と脂質を大量に含むお肉です。
そのため、お肉を好んで食べる場合は、同時に梅干しや海藻類、ほうれん草、緑茶などの消臭効果のある食べ物も意識して多く摂取するようにしましょう。
入浴の習慣をつける
体臭の大きな原因である皮脂を落とすには入浴が一番!
また、湯船につかることでリラックス効果やデトックス効果も得られ、体臭の原因にもなっている体内の毒素や老廃物をすっきりケアしてくれます。
体臭予防に効果のある入浴剤などもあわせて使えば、さらに効果がアップしますよ。
まとめ
今回は多くのメンズを悩ませる「体臭」について詳しく解説しました。
原因別にしっかりと対処すれば、イヤなニオイは防ぐことができます。
「あなた、においますよ」なんて人から体臭を指摘される前に、今回ご紹介した方法で体臭の予防をおこない、嫌なニオイとは無縁の生活を送りましょう!