「bbクリームにSPF30って書いてたけど、これってなんだろう」
「日焼け止めにも書いて合ったような…。」
bbクリームや日焼け止めによく記載してある”SPF30″、”PA++”という文字。
実はこれ、肌の悩みに適した数字の商品を選んだ方がいいんです!
この記事では数字や”SPF””PA”の違いをわかりやすく説明していきます。
そもそもbbクリームの役割って?
BBクリームのBBとはBlemish Balm(ブレミッシュ バルム)の略。
Blemishとはシミを指し、Balmは香油という意味で、シミや傷などの欠点を隠す香油と呼ばれています。
ピーリング後のデリケートな肌を紫外線や刺激から保護し、肌の再生を促すクリームとして開発されたものにファンデーション機能を追加したものをBBクリームと呼んでおり、日本でも人気の高いアイテムです。
もともと医療用に開発されたものなので肌にも優しく、1本で日焼け止め・美容液・化粧下地・コンシーラー・ファンデーションの機能をまとめて担ってくれるので時短・コスパ・機能共にとても優秀なコスメなんですよ。
最近ではメンズ専用のものも増えてきており、テカリ防止や青髭をカバーする機能が追加されるなど手軽に綺麗な肌が作れるようになってきています。
SPF30やPA++の違い
日焼け止めやBBクリームなどのパッケージに記載されているので目にする機会は多いSPFやPA++という記号。
「日焼け止め効果があるんだな」となんとなく見ていませんか?
この記号の意味を正しく理解すれば、紫外線ダメージなんてもう怖くありません。
SPFはUVB(紫外線B波)を防ぐ効果を指す
UVB(紫外線B波)はとても強いエネルギーを持っており、たくさん浴びると肌の細胞を破壊して炎症を引き起こします。
日焼けで肌が赤くヒリヒリしたり、紫外線によってシミやソバカスができる原因がこのUVB(紫外線B波)なんです。
このUVB(紫外線B波)を防ぐ効果を表したものがSPFです。
SPFは1から50+まであり、この数字はUVB(紫外線B波)を防ぐことができる効果の持続時間を表しています。
人の皮膚は紫外線を浴びてから大凡15分から20分で日焼けの症状が出始めると言われています。
SPF30ならこの日焼けの症状が出るのをその30倍遅らせることができますよという意味で、SPFの数字に15をかければ大体の目安時間がわかります。
しかし人によって日焼けの症状が出始める時間は異なり、その時間が短ければ持続時間も短くなってしまいます。
そのため余裕を持った数値の日焼け止めを選ぶことが大切。
通勤通学やちょっとした外出など1時間程度のお出かけには35程度。
海などのレジャーには50以上の日焼け止めを選べばUVB(紫外線B波)を効果的に防ぐことができるのでおすすめです。
また日焼け止めは水や摩擦などで落ちやすく、時間が経つ程に効果が落ちやすいので、こまめに塗り直すことで効果を最大限に引き出すことができますよ。
PAはUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を指す
UVA(紫外線A波)は肌の奥の真皮まで入り込み、活性酸素を発生させ肌の老化を早めたりコラーゲンやエラスチンを破壊しシワやたるみの原因になります。
影響がわかりやすいB波に比べA波は影響が出るまでに時間がかかり油断しがちですが、日々蓄積されたダメージは深刻です。
長い時間をかけて溜まりに溜まったダメージを修復するのは相当に難しく、更に室内に居ても窓やカーテンをすり抜けて入ってきてしまうので油断はできません。
この厄介なUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表したものがPAです。
・効果があるPA+
・かなり効果があるPA++
・非常に効果があるPA+++
・極めて高い効果があるPA++++
の4段階から選ぶことができます。
日差しのない室内でも、夏以外でもUVA(紫外線A波)は一年中降り注いでいるので油断大敵。
数年後の肌を守るために紫外線をカットするためには、しっかりとUVA(紫外線A波)を防ぐ効果があるPA ++以上のもの使うとより安心です。
まとめ
紫外線ダメージによる弊害が注目を集め、日焼け止めの需要は増え続けています。
一年中店頭で購入でき、種類も豊富なのでデイリー使いやレジャー用など用途に合わせて使い分ければ肌への負担を抑えしっかりと紫外線をカットできます。
健康な肌を守るためにも自分の肌や生活にフィットした日焼け止めを選んでしっかりと紫外線対策をしましょう。