スキンケアやメイクを楽しむメンズも増えてきた中、意識の高い系メンズや流行に敏感系メンズから注目度が高まっているのがアートメイクです。
アートメイクでよく知られているのは眉毛のアートメイクですが、実はそれ以外にもアートメイクができる部位があります。
そこでここでは、ノーメイクでもイケメン感をキープ!アートメイクとは?アートメイクができる場所は?などアートメイクの疑問アレコレについて解説していきます。
アートメイクって何?施術可能な部位は?
(1)アートメイクとは
アートメイクとは、簡単にいうと皮膚に直接インクを注入して色を付ける施術・メイク方法です。
タトゥー(刺青)と原理は同じですが、アートメイクは刺青ほど深い部分まで染めるのではなく、皮膚の浅い部分(真皮層)までを染めるもの。そのため、肌のターンオーバーによって時間が経てば徐々に薄くなっていきます。
とはいえ、そのもちは一般的に2年程度。
一度施せば長い間、その部分のメイクが簡単になるなどのメリットがあります。
(2)アートメイクの施術部位は?
アートメイクを施せる主な部位は以下の部位です。
- 眉毛
- アイライン
- リップ
- ヘアライン
- ほくろ
最もオーソドックスなのが眉毛ですが、その他にもアイラインを入れて常にくっきりした目元を演出するアイラインアートメイクや、唇に鮮やかな赤色を付けて唇の色味の悪さをカバーして血色良く見せるリップアートメイクもあります。
また、気になるおでこの広さやがたがたの生え際、M字の形などをカバーするためのヘアライン(生え際)アートメイクも。
ヘアラインのアートメイクを施すと顔の肌色部分の輪郭が整い、小顔に見せる効果も期待できるため、メンズで行っている人も少なくありません。
他にも、セクシーな印象を与える泣きぼくろや口元のほくろを描くアートメイクも人気です。
ほくろは位置によっては開運効果があると言われるため、敢えてアートメイクでほくろを付ける人も増えています。
(3)アートメイクの施術方法
アートメイクの施術方法は大きく分けて2つあります。
手彫りアートメイク・・・手彫りで1本1本を線を引いて描く手法。ペン型の針を使って、手動で濃さや太さを調節しながら色素を注入していく。別名「3D」「4D」
機械彫りアートメイク・・・決められた範囲を塗りつぶすように色付ける手法。医療アートメイク専用のマシンと針で色素を肌に注入していく。別名「2D」「パウダー眉」
手彫りアートメイクは、1本1本毛並みを再現するわけですから時間も手間もかかります。しかし、その分仕上がりが自然で、違和感のない毛並みを再現できるのがメリット。主に眉毛や生え際などのアートメイクで使われます。
一方、機械彫りアートメイクは、ベタ塗り感が出て立体感が出ないことが多いため、アイラインや唇などの部分に使われることが多いです。
しかし最近は機械も進化し、手彫りに近い質感を出せる機械彫りも増えています。
アートメイクのメリット・デメリットとは?
(1)アートメイクのメリット
アートメイクのメリットは
- メイク時間・手間を省ける
- メイク崩れしにくくなる
- メイクの失敗がなくなる
- ノーメイク時にも自分に自信が持てる
アートメイクをした部分は毎日メイクをしなくてもある程度メイクした状態になっているので、毎日のメイクの時間や手間を省くことができるのが最大のメリットです。
一度行ったアートメイクの効果の持続期間(2年程度・個人差あり)なので、その間のメイクは大幅に楽になりますし、プールや温泉などでも施術部分のメイク崩れや皮脂や汗によるメイク崩れも気にせずに過ごせるようになります。
また、プロの施術で自分の顔に似合ったアートメイクを入れてもらうことで、メイクの失敗もなし。さらにノーメイクの時にも自信を持って過ごせるようになります。
(2)アートメイクのデメリット
一方、アートメイクのデメリットは
- 簡単にデザイン変更できない
- 1回で終わらない(2回セットが一般的)
- ダウンタイムがある
- 副作用が起こることがある
- MRI検査を受けることが出来ない可能性がある
アートメイクは一度入れると2年ほどその状態が続くため、その間のデザイン変更は出来ません。
そのため、アートメイクをする時は、施術者と相談して納得の行くデザインにすること、信頼して任せられる施術者・クリニックを選ぶことが重要です。
また、アートメイクは1回の施術では染料が定着しないため、持ちを良くするためにも2回セットとなっているところがほとんどです。
2回目は1か月程度あけるのが基本となるため、複数回通うことになります。
アートメイク施術後には腫れなどが起こりやすく、その間は施術部位を冷やす、保湿する、紫外線を避けるなど丁寧なケアが欠かせません。ダウンタイムの間はちょっとお手入れが面倒になることを承知しておきましょう。
また、人によっては施術後に赤み、痒み、痛み、腫れ、熱感、アレルギーなど副作用が起こることもあります。
これは、本人の体質や肌質、間違ったアフターケアが原因であることも多いのですが、資格のない施術者による施術が原因であることもあります。
施術後のトラブルを防ぐため、施術後の症状に適切に対処するためにもアートメイクは必ず信頼できるクリニックで受けるようにしましょう。
他にも、アートメイクの染料には微量の金属質が含まれているので、病院の検査でMRIを利用できないことがあります。
そのため、アートメイクを入れた後にMRI検査を受けることがある場合は、事前に医師に伝えておいてください。
コロナ禍の長引いたマスク生活で、目元の印象アップに利用者が急増したといわれるアートメイク。
手軽に理想のデザインをキープできるなどメリットも多いのですが、やはりデメリットもあるのでしっかり把握しておきましょう。
アートメイクはどこで受ける?施術の流れは?
(1)アートメイクは信頼できるクリニックで行う
アートメイクを行う行為は医療行為とされているため、医師もしくは医師から指導を受けた看護師しか施術を認められていません。
サロン等で行っている場合は違法ですのでご注意ください。
また、アートメイクは一度施術を行うと長期間そのメイクがキープされるわけですから、しっかりした技術と実績を誇るクリニックを選ぶことが重要です。
過去の実績例や施術者のスキルを確認して依頼しましょう。
(2)アートメイクの施術の流れ
アートメイクは一般的に次のような流れで行われます。
- 肌の状態のチェックなど事前カウンセリングを受ける
- 医師による診察でアレルギーの有無・肌質チェックを行う
- アートメイクのデザインを決める
- 施術部位に麻酔を行い、デザイン通りに色素を注入する
- クーリング(施術部の冷却)後、仕上がりを確認
- アフターケアの説明、注意点の確認
アートメイクは一度入れると長いお付き合いとなるので、3ではじっくり考えて納得できるデザインを決めることが大事です。
また、施術部分はデリケートになっているため注意事項を守り、施術後1週間は感染症を防ぐためにサウナやプール、海水浴、温泉やエステなどは利用しないようにしましょう。
アートメイクの部位別相場は?
メイクも楽になり、自分に自信が持てるようになるアートメイクを利用するメンズも増えています。
そこで気になるのがアートメイクの施術料金。
アートメイクの値段はクリニックによって様々ですが、相場を知っておくとクリニック選びの目安となることでしょう。
部位 | 相場 |
眉毛 | 120,000円程度 |
アイライン | 70,000円程度 |
リップ | 155,000円程度 |
ヘアライン | 135,000円程度 |
ほくろ | 12,000円程度 |
クリニックによっては1回目と2回目が別料金であるところもあるので事前にご確認ください。
アートメイクは一度施術をしてしまうとしばらく消えません。技術と値段は比例するので安さで選ぶのは厳禁。相場と比較しつつ、安心して任せられるクリニックを慎重に選びましょう。
まとめ
メンズで利用する人も増えているアートメイクについて解説しました。
アートメイクを施せば自分の顔のコンプレックスを解消してメイクをしなくても自信が持てるようになりますし、メイクが得意なメンズもそうでないメンズもメイクに費やす時間や手間を大幅にカットすることができます。
ただしデメリットもあるので、アートメイクをするときは納得できるデザイン選びと依頼するクリニック選びがトラブル回避の大原則!
アートメイクに興味のあるメンズは、メリット・デメリット、そして相場を確認して信頼できるクリニックにご相談を。
そして、アートメイクでイケメン度を上げて自信をつけましょう。