「メンズもクレンジングを使わなきゃいけないの?」
「使うとしたらどんな効果があるの?」
”クレンジングはメイクをする女性が使うもの”という先入観を持っているメンズもまだ多いのですが、その情報は古すぎて危険です。
クレンジングをスキンケアに取り入れているメンズとそうでないメンズの肌は大違い。美肌を手に入れたいメンズは、クレンジングは”自分こそ使うべきアイテム”と今すぐ認識のアプデを!
そこでここではメンズにクレンジングが必要な理由と、クレンジングの選び方・使い方・注意点について徹底的に解説します。
この記事を読めば、今日からクレンジングを使いたくなることでしょう。
ノーメイクのメンズも使うべき!その理由と効果
まず、クレンジングについて説明します。
「クレンジングを使うのはメイクをした時」「メイクをしてないメンズはクレンジングは不要」と考えているメンズは今も少なくありません。
しかし、それは大きな間違い!
クレンジングは「油性の汚れ」を落とすことに特化したアイテムです。
油性の汚れとは、メイクやBBクリームや日焼け止めなどだけではありません。人の体からでる皮脂や古い角質、角栓(皮脂と角質が混ざったもの)なども油性の汚れ。
これらの汚れは「水性の汚れ」をターゲットにしている洗顔料では落としきることは難しく、そのまま肌に残され蓄積されていきます。
するとそれらが毛穴詰まりの悪化やニキビ、ゴワつき・くすみなどの原因に…。
また、「油性の汚れ」が顔の表面を覆っていると、その後に使う化粧水等の浸透も悪くなってしまいます。
それらの「油性の汚れ」をオフするために役立つのがクレンジングです。
いつもの洗顔の前にクレンジングを使えば、余分な皮脂や角栓などをしっかりオフすることができ、化粧水等の浸透力も高めて美肌につなげることができます。
また、メンズは女性と比べると皮脂の分泌量が格段に多い上に、皮膚が厚くて毛穴も大きく毛穴の数も多いという性質を持っています。
そんなメンズだからこそ、メイクをしていなくても普段からクレンジングを使うべきなのです。
毎日?洗顔の前?後?クレンジングを使うタイミング
(1)クレンジングを使う3つのタイミング
メイクをしていないメンズも積極的に使うべきクレンジング。
しかし、油性の汚れをオフする力が強いため、使うタイミングには注意が必要です。
メンズがクレンジングを使うのは、次のタイミングです。
- メイクをしたとき(BBクリーム含む)
- 日焼け止めを使った時
- 毛穴の黒ずみや肌のごわつきが気になる時
メイクやBBクリームや日焼け止めを塗った時は毎回クレンジングを使って丁寧に塗ったものをオフしましょう。
また、それらを使っていない場合は、週に1~2回程度、洗顔前のスペシャルケアとして使うのが程よい使い方です。
メイクなどの油性の覆いがない状態の素肌にクレンジングを毎日使ってしまうと、肌を守るバリア機能の役割を担う皮脂まで取り除いてしまい、肌の乾燥が進んでしまうおそれがあるからです。
肌をきれいに保つためのクレンジングで肌に負担を与えては意味がありません。
メイクの有無や肌のコンディションを考慮してクレンジングを活用しましょう。
(2)クレンジングは「洗顔前」に
クレンジングを使うタイミングは、「洗顔の前」です。
洗顔料で洗顔をする前に、油性の汚れはクレンジングで予めオフしておきましょう。
その後、普段お使いの洗顔料で汗等の汚れをオフすれば完璧!
ただし、クレンジングはオイルやミルク、ローション、ジェルなど様々なタイプがあります。
タイプ・商品によって使い方が変わることもあるので、使用前に必ず使用方法を確認しておきましょう。
クレンジングを使う頻度・タイミングについてまとめてみました。
使う頻度 | 使うタイミング | |
メイク・BBクリーム※ | 使用した日 | 夜の洗顔の前 |
日焼け止め※ | ||
毛穴ケア・角質ケア | 週に1~2回 | 朝もしくは夜の洗顔前 |
※「ダブル洗顔不要」「洗顔料でオフできる」というメンズBBクリームやメンズ日焼け止めなら洗顔料だけでもOK。
肌に優しくクレンジング!クレンジングの選び方と使用方法
(1)クレンジングの選び方
クレンジングには、様々なタイプがあります。
タイプによって洗浄力の強さや肌への優しさ、使用感が異なるため、自分の肌質や好みに合わせて選びましょう。
洗浄力の強さ順に説明していきます。
①クレンジングオイル
オイルベースのクレンジングです。
洗浄力はクレンジングの中でもトップクラス。とろりとした使用感で、濃いメイクもしっかり落とせます。その分、肌への負担も大きくなるため、優しくなじませた後は丁寧にすすぎを行い、洗顔後は普段以上に保湿を行うようにしましょう。
②クレンジングリキッド
リキッド(水)ベースのクレンジング。
洗浄力はクレンジングオイルに次いで強めで、さらさらした使用感です。
クレンジングオイルのべたつき感やヌルつき感が苦手なメンズ、肌への負担を抑えたいメンズにおすすめです。
③クレンジングバーム
こっくりとしたクリームのようなクレンジングです。
肌に乗せると体温でほどけて溶けだし、滑らかに広げることができます。
保湿力に優れているので、しっとりとした洗い上がりが好きな方、乾燥が気になるメンズ向け。
④クレンジングジェル
ぷるぷるとしたジェルタイプのクレンジングです。
他のタイプと比べて肌への摩擦が少なく、瑞々しい使用感で肌に優しく洗い上げることができます。
さらっとした使用感・さっぱりした使用感が好きなメンズにおすすめです。
⑤クレンジングミルク
乳液のようなミルクタイプのクレンジングです。
クレンジングの中でも最も低刺激で肌に優しい反面、洗浄力は低めです。
洗いあがりもしっとりしているので、敏感肌や極度の乾燥肌のメンズや、肌荒れがひどくてなるべく負担をかけたくないメンズ向けです。
(2)クレンジングの使用方法
次に、クレンジングの正しいやり方を解説します。
- 手を洗って清潔にし、タオルで水気をふき取る
- 手のひらに適量を取り出し、皮脂分泌量の多いTゾーン(おでこや鼻)にまずクレンジング剤を乗せる
- 指の腹部分を使って肌に優しくなじませる。小鼻など細かい部分は念入りに
- フェイスラインや頬など乾燥しやすいUゾーンにクレンジング剤を乗せる
- 手早くマッサージして全体にクレンジング剤をなじませたらぬるま湯ですすぐ
- 洗顔料を使って洗顔する
多くのクレンジングは乾いた手・顔に使う仕様となっていますが、アイテムによっては濡れた手や顔にも使えるものやお風呂場でも使えるものもあります。
使用前にクレンジング剤の使用方法を必ず確認してください。
また、「ダブル洗顔不要」のクレンジングは便利で時短ですが、肌にクレンジング剤が残ってしまうことも多いので、さらに念入りにすすぐようにしましょう。
クレンジング時の6つの注意点
次に、クレンジングをする際に気を付けたい6つのポイントについて説明します。
(1)強くこすらない
クレンジングを使うときの最も大事なポイントは、肌をこすらないことです。
クレンジングは、肌の表面や毛穴に入り込んだ汚れや角栓などを浮き上がらせてオフするものなので、なじませるだけでOK。
使用時に力強くこする必要はありません。
(2)適量を使う
クレンジングは適量を使いましょう。
少なすぎる量では摩擦によって肌に負担をかけますし、多すぎる量ではクレンジングを洗い流すのに時間がかかり、肌に余計な負担をかけてしまいます。
(3)順番を守る
クレンジングは脂っぽいTゾーンを先に行い、次にUゾーンの順番で行ってください。
油性の汚れを落とすクレンジングは、肌への負担も大きいです。
皮脂の多い部分から先に行い、次に皮脂が少なく乾燥しやすい部分へという時間差クレンジングでより肌に優しいクレンジングができます。
(4)時間をかけない
クレンジングは手早くパパっと行いましょう。
指の腹部分を使って肌になじませる時間は長くて1分程度、できれば30~40秒程度で行うのが理想的です。
(5)すすぎはぬるま湯で
クレンジングを顔になじませたら、手早くぬるま湯で洗い流してください。
熱いお湯ではクレンジング剤だけでなく、肌バリア機能の維持のために必要な皮脂まで洗い流してしまうので厳禁です。
また、冷たいお水ではクレンジング剤が冷えてかたくなってしまい落としにくくなってしまうおそれがあります。
ぬるま湯で15~20回程度すすいだ後は洗顔料を使ってください。
(6)丁寧に保湿を
クレンジングを使った後は、肌がデリケート・乾燥しやすくなっているため、いつも以上に念入りにスキンケアを行いましょう。
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入った化粧水や美容液で潤いをたっぷり与えた後は、当面の皮脂がわりとなる乳液やクリームで蓋をすることも重要です。
乳液やクリームを使わないと、肌に与えた潤いが蒸発してしまい、「乾燥注意!」と皮脂が過剰分泌されてべたつきや毛穴詰まりを起こしやすくなります。
メンズ向けのさらっとしたライトな使用感に仕上げた乳液やクリームも多数登場しているので、ぜひスキンケアの〆として乳液・クリームを使うようにしましょう。
まとめ
普段、メイクや日焼け止めを使っているメンズはもちろんのこと、使用していないメンズもクレンジングをスキンケアに取り入れることで厄介な毛穴の黒ずみや肌のくすみを取り除き、清潔感のある肌をキープすることができます。
ただし、クレンジングは洗顔料に比べて肌への負担も大きいため、自分に合ったクレンジングを正しく使うことが重要です。
今回説明したクレンジングの選び方や使い方・注意点をマスターし、クレンジングをスキンケアのルーティーンに加えましょう。
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