薄毛・ハゲは中高年のメンズ特有の悩みだから自分には関係ない…と思っている若年層のメンズも多いはず。
しかし、中高年よりもはるかに若い世代で薄毛になる『若ハゲ』も実はこのコロナ禍で増えているんです。
なんとある調査によると、若ハゲは20代では約10%程度、30代では約20%が発症するという結果も。
年齢が若い分、中高年のハゲよりも悲壮感が出てしまう『若ハゲ』になんて絶対になりたくない!というメンズは必見!
この記事では、『若ハゲ』の原因や対策、予防方法について解説します。
『若ハゲ』は誰にでもなる可能性がある?原因をチェック
まず、若ハゲの原因についてみていきましょう。
若ハゲの原因は、次の4つが考えられます。
- 遺伝
- ストレス
- 生活習慣
- 間違ったヘアケア
若ハゲの原因は1つではなく、複数の要因が合わさっている場合もあります。
上記に心当たりがある人は要注意です!次に1つずつ解説していきます。
(1)若ハゲの原因:遺伝
若ハゲだけでなく、中高年のハゲにも大きく関係しているのが遺伝子です。
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンが5α-リダクターゼという酵素と結びついて、ジヒドロテストステロン(DHT)という抜け毛を促進する脱毛ホルモンが作られることで起こります。
このDHTを作る酵素の量は遺伝によってもともと決まっているため、酵素量が多い人は自然とDHTが作られやすくなり、AGAを発症しやすくなります。
(2)若ハゲの原因:ストレス
ストレスを受けると副腎からストレスホルモンが分泌されて心拍数が増えます。さらに、交感神経を優位にさせ、血管を収縮させて血圧を上昇させる働きも。
さらにストレスで男性ホルモンの分泌も活発になります。
つまり、ストレス過多の生活を若い年齢から続けていると、髪を作り育てる頭皮への血流が低下し、十分な栄養が生き渡らなくなり、健康な髪が育ちにくくなります。
また、男性ホルモンが増えるということは、その分、DHTも作られやすくなるということ。また、男性ホルモンは皮脂腺を増大・発達させ、皮脂分泌を活発にするため、頭皮の状態を悪化させることにもつながります。
さらに、ストレスによる暴飲暴食・食欲不振も問題です。
(3)若ハゲの原因:生活習慣
生活習慣に問題があることも若ハゲの原因となります。
まず大きな影響を与えるのが睡眠不足。そして、栄養バランスの乱れた食事を続けていると髪を作り育てる栄養が不足し、20代でも薄毛になりやすくなります。
ちなみに、十分な休息を取らないことは、それだけで髪や頭皮にマイナスになるだけではありません。
脳を休めてストレスを緩和する最大の方法となる睡眠の量・質が悪ければ、当然、ストレスを解消することができません。
また、睡眠によって副交感神経が優位になる時間が短いことは、逆を言えば交感神経が優位になる時間が多くなるということ。つまり、心身ともに緊張し続けることになってしまい、頭皮にも多大なダメージが及ぶのです。
(4)若ハゲの原因:間違ったヘアケア
若ハゲの最後の原因が間違ったヘアケアです。
ヘアスタイルのおしゃれを楽しむメンズも増えていますが、べったりと根本にまでスタイリング剤を付けたり、しっかりと洗い流さなかったり、頭皮に良くないスタイリング剤を使ったり、知らない間に普段のスタイリングで髪や頭皮に負担をかけていることも少なくありません。
また、長時間ドライヤーを当てるのも問題。
頭皮が必要以上に加熱され、乾燥などのダメージを受けていることも。
これをまずやっておこう!若ハゲの対策
残念ですが、原因その1の遺伝は本人の力ではどうしようもありません。しかし、原因その2~その4の対策を今すぐ始めることで若年層でのAGAの発症を抑えることはできます。
(1)若ハゲの対策:ストレスの解消
若ハゲを防ぐために、まず真っ先に行いたいのがストレスの解消です。
ストレスを感じないで生きていくことはまず不可能です。
しかし、感じたストレスをため込まずにその都度小出しに出していくことで、ストレスによる心身の負担をある程度軽減することはできます。
ストレスの解消法は人それぞれですが、できればいくつかストレス解消法を見つけておくことをお勧めします。
ストレス耐性が低い人はもちろんですが、ストレス耐性が高い人も自身が気付かないだけで体や心が悲鳴を上げていることもあるので要注意。
上手にストレスと付き合っていくことが、若ハゲから自分を守る重要な方法の1つです。
(2)若ハゲの対策:生活習慣を見直す
若ハゲが気になりだしたら、まずしっかり睡眠時間を確保しましょう。
人によって必要な睡眠時間は異なるため、自分がどれくらい寝ればすっきりするかを見極め、最適な睡眠時間を毎日取れるようにしましょう。
また、食事内容もとても重要です。
髪を作るのは、たんぱく質。さらに亜鉛などのミネラルやビタミンを取り続けましょう。
栄養バランスの取れた食事が理想ですが、続けるのは難しいというメンズは髪用のサプリメントを併用するのもおすすめです。
(3)若ハゲの対策:ヘアケアを見直す
また、若ハゲ対策としてヘアケアの見直しも有効です。
真っ先に見直して欲しいのが、シャンプーとスタイリング剤です。
洗浄力の強すぎるシャンプーや刺激の強すぎるスタイリング剤は、若ハゲへの最短コース。
植物性・弱酸性のマイルドな洗浄力のシャンプーに変え、洗う時もゴシゴシ洗いをせずに頭皮をマッサージするように洗いましょう。
しっかり洗い流した後は、ドライヤーを20cm以上頭皮から離して乾かしてください(自然乾燥は厳禁)。
髪がある程度乾いたら、冷風でクールダウンさせればキューティクルもきゅっとしまってツヤ髪になるだけでなく、熱を持った頭皮もクールダウンさせることができて一石二鳥です。
ヘアスタイリング剤も、髪の根本・頭皮には極力つけないように気を付けてください。
若ハゲは治療で改善する?
上記の対策を続けても抜け毛が止まらず、若ハゲが深刻化していくようならすぐに治療を始めましょう。
若ハゲの治療方法として主なものが皮膚科やAGAクリニックで受ける投薬治療です。
軽症~中程度のAGAなら、その進行を抑えるプロペシアやデュタステリド、ミノキシジルなどの薬を併用することで、体の内側・外側から働きかけることができます。
さらに進行している場合は、メソセラピー(頭皮に栄養を注入する)、自毛植毛(後頭部などの自分の毛を移植する)などもあります。
ただ1つ言えることは、AGAは早いうち・症状の軽いうちからはじめるほど安い費用で治療できます。
今は、男性専用のAGAクリニックも増えているので、早めに相談して、自分にとって一番良い方法を見つけましょう。
若ハゲの症状が出る前にやっておきたい予防方法
見た目や実感で若ハゲの症状はまだ出ていない方も気が抜けないのが若ハゲの恐ろしい点です。
若ハゲは知らない間・気づかない間に突然始まっていることも多いので、若ハゲの気配がまだない方も今すぐ予防を始めましょう。
若ハゲの予防方法は、基本的に若ハゲの対策方法と同じです。
- ストレスを溜めないよう心掛ける
- 睡眠時間をしっかりとる
- 栄養バランスの整った食事を摂る
- 正しいヘアケアを行う
この4つの予防方法を常に心がけておけば、若ハゲのリスクを普段からおさえることができますよ。
今からの対策が未来を作る!
残念ながら、若ハゲは切り傷のように自然治癒するものではありません。放置しておけばそのまま無情に進行し、若いうちから寂しい髪形になってしまうことになることでしょう。
いくらイケメンでも仕事ができても、やっぱり若ハゲは大きなウィークポイント・ハンデになるもの。
そんなことにならないよう、「若いから大丈夫」「気のせい」と目をそらさず、今すぐできる対策を取るべき!もし、それでも進行していくなら治療を始めるのも効果的です。
若ハゲは、早い対策が大きな効果を生むもの。ぜひ今すぐ取り組みしょう。
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